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10月に亡くなったバレンズエラ氏は脳の病気を患っていた ニューヨーク・ポスト紙が報道

スポニチアネックス / 2024年11月13日 11時3分

現役時代のバレンズエラ氏(AP)

 ニューヨーク・ポスト紙が12日、先月に63歳で亡くなった元ドジャースのフェルナンド・バレンズエラ氏の死因について報じている。

 死亡診断書には「敗血症性ショック」と記載されている。細菌やウイルスなどの感染が血流に入り、体内で広がり、免疫システムが過剰に反応することによって引き起こされるもの。検視官は、バレンズエラ氏が「クロイツフェルト・ヤコブ病」という、かつて珍しいとされた脳の病気を患っていたと考えている。

 「クロイツフェルト・ヤコブ病」は脳に異常なタンパク質が蓄積することによって引き起こされる進行性の神経変性疾患で、神経細胞が徐々に破壊されることによって、記憶喪失、筋肉のけいれん、歩行困難、視力障害、さらには認知機能の低下を引き起こす。通常、急速に進行し、患者は数カ月から数年以内に死亡することが多いという。

 1981年にサイ・ヤング賞と新人王を同時受賞したバレンズエラ氏は、過去22年間にわたりチームのスペイン語放送を担当してきた。今年もその仕事は続けていたものの、元々ぽっちゃり体型だった身体は痩せて、顔つきも骨ばっていた。9月、健康の問題に集中するためその職を辞している。そして10月22日に死去。MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは声明で、「フェルナンド・バレンズエラはその世代の中で最も影響力のある選手の一人で、彼の独特な投球スタイルは、アメリカ合衆国と故郷メキシコで“フェルナンドマニア”と呼ばれるほどの興奮を生み出しました」と称えている。

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