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日本代表・板倉 若きDFラインを統率「一瞬たりとも気は抜かない」

スポニチアネックス / 2024年11月14日 4時36分

ボール回しをする板倉(中央)(撮影・小海途 良幹)

 日本代表は13日、26年W杯北中米大会アジア最終予選C組第5戦のインドネシア戦(15日、ジャカルタ)へ向けて調整し、冒頭15分のみが公開された。DFラインは3バックの継続が予想され、先発が確実なDF板倉滉(27)が冨安健洋(アーセナル)、谷口彰悟(シントトロイデン)ら、主軸を負傷で欠く若きDFラインを統率し、ここまで3勝1分けでC組首位を走る森保ジャパンをさらに加速させる。

 自信と自覚に満ちあふれていた。DF陣最多国際Aマッチ33戦出場の板倉は「チーム(ボルシアMG)で3バックをする時も真ん中をやっている。全然、スムーズに対応できる」。冨安に加えて谷口も不在。手負いのDFラインでリーダーとしての覚悟を口にした。

 「新しい選手に限らずだけど守備での役割などを試合前にハッキリさせておくことが重要。そこが整理されてるだけで、だいぶ試合に入りやすいので」

 ここまで最終予選4試合の3バックは谷口、板倉、町田で固定されてきた。谷口の代役には菅原(国際Aマッチ13試合)や橋岡(同9試合)の名が挙がるが、3人の合計キャップ数は最大でも「60」。過去、最終予選を3バックで戦った岡田政権、ジーコ政権と比べても経験値は浅い。板倉の存在が3バックの安定感を左右する。

 躍進著しいインドネシアは最終予選4試合で4得点。1月のアジア杯で日本もやられたようにロングスローやクロスなどサイド攻撃から2得点を奪っている。くしくも板倉は同戦を体調不良で欠場していた。嫌なイメージはなく、クロス対応にも定評がある。「できる準備は全部しているし相手の強みも理解している。メンタル的な準備も含めて一瞬たりとも気は抜かない」。左のロングスローから失点した1月と同じ過ちは犯さない。

 今回のアウェー2試合では従来の3バックの右ではなく、中央に入ることが濃厚だ。10月のオーストラリア戦で連続無失点試合記録は「6」で止まったが、再びゴール前に鍵をかける。

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