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MLB有望株サイト 佐々木朗希のスカウティングレポート公表 25歳ルール適用外なら総額465億の評価

スポニチアネックス / 2024年11月14日 13時27分

佐々木朗希

 MLB公式サイトの若手有望株を特集するコーナー「MLBパイプライン」が14日、9日にロッテがポスティング申請することを発表した佐々木朗希投手(23)のスカウティングレポートを公表した。

 同サイトは、ある球団の国際スカウト部長の佐々木評として「彼は評判通り。理想的な将来性のある、すらりとしたアスリート体型だ。彼の腕の動きと投球は素晴らしく、制御のある制球力を持つ3つの優れたパワーピッチを持っている。彼にはナンバーワンのポテンシャルがある」とのコメントを紹介した。また、別のスカウト部長の評価として「私の意見では、彼はトップクラスの先発投手だ。大谷とは言わないが、投球の観点からは非常に比較できる。彼を19歳の頃から見ており、ナショナルチームでも彼を見た。彼の腕は爆発的だ」とのコメントを紹介。別の国際スカウトは「彼はフレッシュな頃の(元メッツ)ノア・シンダーガードを思い起こさせる」と話したという。

 これらのコメントを受け、同サイトは「佐々木は優れた投球能力とポテンシャルを持っていると広く評価されていることを示している。大谷やシンダーガードなどの既存のスター選手と直接比較することは慎重であり、期待を過度に高めることは避ける必要があるが、一致した意見として佐々木は独自の才能とポテンシャルを持ち、エリートな先発投手になる可能性があるとされている」と評した。その上で「20から80までのスカウティングスケールで、彼の速球は少なくとも70の評価を受けている。観測時期によっては、まれに80の評価を得ることもある」との評価を紹介した。スカウティング・スケールでグレード70は、球界を代表する先発投手に与えられる評価。グレード80は各年代に1人の選手との評価で、現時点で佐々木は大リーグでも屈指の評価を受けていることになる。

 今季ロッテでプレーした右腕ダイクストラのコメントも紹介。佐々木の投球を「ナショナルピッチ」と表現し「WBCでの彼の凄さは知っていたが、それは私の期待を上回った。おそらく私が見た中で最高のスプリットの1つ」と評した。佐々木のスプリットは2024年に57.1%の空振り率を記録したとし、同サイトは「今シーズンの大リーグにおけるスプリットの平均空振り率は34.5%だった。佐々木のスプリットは、最低100回のスイングを記録した全ての大リーグ投手の中で2位になる」と記録を紹介した。また、ダイクストラは「私がブルペンにいて度肝を抜かれたのは、ホワイトソックスに所属していたとき、捕手の後ろからクリス・セールのスライダーを見たときだけだ」とのコメントも伝えた。

 速球とスプリットに次ぐ第3の球種スライダーについても「一部のスカウトからは平均以上、もしくはプラスと評価されている」と紹介。「昨季は少し減少したものの、佐々木はスライダーを使って40.7%の空振り率を記録。2023年には48.6%の空振り率だった」とした。

 最後に同サイトは「あるスカウトが指摘したように、2025年のトップ50国際有望株リストに載っている現在の10代選手たちと比べて、彼ははるかに確実な存在であり、2025年の開幕戦においては大リーグのローテーションに加わることが期待される存在」と高い評価を与えた。そして仮にマイナー契約しか結べない25歳ルールの適用がない場合の契約額も予想。あるスカウト幹部の話として「もし彼がオープンマーケットにいたら、10年で2億7500万ドル(426億2500万円)から3億ドル(約465億円)になると思います」とのコメントを紹介した。ダイクストラも「彼の才能はほぼ無敵だということはよく知られている。あのブルペンを見て戻ってきた時“これはおそらく私が生で見た中で最も偉大な投手の1人だ”と言った。彼が投げるたびに、ますます印象的になった。これほどの才能を持つ人物を思い浮かべることはできない」と語り、野球面だけでなく英語習得の努力も重ねていたことも明かした。

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