中居正広 侍28選手に名前入りAirPodsプレゼント 公認サポートキャプテンが後押し

イヤホンを付け、移動する大勢（撮影・木村　揚輔）

　「ラグザス　presents　第3回WBSCプレミア12」に出場している侍ジャパンは14日、1次ラウンドB組の残り4試合に備えて台北に移動した。「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務める中居正広（52）から全28選手に高品質で知られるワイヤレスイヤホン「AirPods」のサプライズプレゼントが贈られたことが判明。それぞれの名前が刻印された激励の品で、恩返しの世界一へ団結が深まった。

　長距離移動を伴う国際大会で、快適な時間を過ごしてもらいたいという心配り。高音質の音楽で気分を高ぶらせることもできる。中居から世界一への挑戦を後押しする最高のプレゼントだ。

　隅田は「移動中に音楽を聴くのでうれしかった。この大会で結果を出して、何とか恩返ししたい」と誓い、戸郷は「元々使っているものをそろそろ買い替えようと思っていたので、うれしい」と感謝した。台北に移動した選手にとって「AirPods」は快適な使い心地だった。自身の名前入りの特別な贈り物。今回代表入りした記念にもなる。

　総額100万円を超えるであろう超太っ腹のサプライズ。選手たちは大会連覇への決意とお礼のメッセージを書き込んだ寄せ書きを作り、大会前に28人を代表して牧が中居に届けた。13日のオーストラリアとの初戦は9―3で快勝。上位2チームのスーパーラウンド進出を懸け、台北では1次ラウンド残り4試合を戦う。

　15日の韓国戦（台北ドーム）は高橋宏が先発し、16日の台湾戦（同）では才木が台湾チアガールも来場する超敵地の環境に挑む。井端監督は「予選通過することがまずは第一目標。この2戦目、3戦目が大事になってくる。ぜひいいピッチングをしてくれれば」と期待を寄せた。

　代表戦に長年同行して豊富な知識でリポートを続ける中居からは、17年WBCでも全選手に高級ワイヤレスヘッドホンの差し入れがあった。今回も粋な激励が侍ジャパンの団結に一役買った。（神田　佑）