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大体大浪商 名門復活へ明徳義塾・馬淵監督から「必ず強くなる」創部100周年記念試合を実施

スポニチアネックス / 2024年11月15日 14時47分

大体大浪商の硬式野球部創部100周年記念試合に明徳義塾を招いて試合を行い、記念撮影する両校ナイン(撮影・河合 洋介)

 高校野球で甲子園春夏32度の出場、4度の優勝を誇る大体大浪商(大阪)が15日、創部100周年を記念して明徳義塾(高知)を大阪府富田林市内の富田林バファローズスタジアムに招き、記念試合を実施した。

 大体大浪商の中村好治監督と明徳義塾の馬淵史郎監督が40年来の付き合いであることをきっかけとして実現した記念試合。試合は、3―1で明徳義塾が勝利した。

 大体大浪商は、尾崎行雄氏(元東映、日拓)、張本勲氏(元東映、巨人など)、高田繁氏(元巨人)、牛島和彦氏(元中日、ロッテ)ら数多くの名選手を輩出した名門校。しかし、選抜大会は2002年、選手権大会は1979年を最後に甲子園出場から遠ざかっている。

 同校OBで三重高(三重)を14年夏の甲子園準優勝に導いた中村監督は、母校の再建を目指して昨秋に就任。今年の大阪大会は、夏秋ともに4回戦敗退となったものの、就任2年目を迎えて着実に強化を進めている。

 明徳義塾の馬淵監督は「名門中の名門ですからね。中村さんは、どこの高校も強くしてきたし、2、3年後には強くなっていると思う。この夏に甲子園で試合ができれば最高ですよね。必ず強くなると思います」と名門復活に太鼓判を押した。

 中村監督は「張本さんの年代から若い人まで、いろんなOBの方が差し入れをくださったり、練習を見に来てくれたり、“オール浪商”となって周りの目も変わってきた。(明徳義塾と)甲子園で再会できると思う。僕も長いこと監督をできるわけではないけど、若い子にバトンを渡す前に“必ず甲子園でやろう”と約束した」と決意を新たにした。

 安田智樹主将(2年)は「100周年を迎えた野球部に新しい風を吹かせ、新しい歴史をつくりたい。大阪桐蔭、履正社に勝手甲子園に出たいです」と意気込んだ。 

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