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カブス・今永 日本人4人目セカンドチーム選出で喜びの「唱タイム」

スポニチアネックス / 2024年11月16日 1時32分

球団の応援歌「Go Cubs Go!」を熱唱した今永(MLB Networkの公式サイトから)

 カブス・今永はオールMLBのセカンドチームに選ばれ、式典に日本選手でただ一人出席した。1年目からチーム最多15勝(3敗)を挙げ、リーグ3位の防御率2・91。大谷、ダルビッシュ、前田に続く日本選手4人目の選出で、セカンド入りは20年前田、21年大谷(先発投手)、22年大谷(DH)に続いた。

 豪華式典では「唱タイム」で沸かせた。生演奏に合わせて、球団の応援歌「Go Cubs Go」を熱唱した。1月の入団会見では同曲の歌詞を引用した英語のあいさつで地元メディアやファンのハートをわしづかみ。この日の熱唱はドジャース・ベッツら出席者たちの心をつかんだ。

 来季は3月18、19日に東京ドームで、大谷、山本擁するドジャースとの開幕シリーズで幕を開ける。昨年まで在籍した古巣DeNAは、貯金2のリーグ3位からの「究極の成り上がり」で26年ぶり日本一をつかんだ。「みんなの苦労や取り組みを僕自身が一番近くで見ていた。自分のことのようにうれしかった」と祝福し、刺激に変えて挑むつもりだ。

 ≪ブレーブス・セールがカムバック賞 35歳でナ投手3冠≫カムバック賞はナ・リーグがブレーブス・セール、ア・リーグがホワイトソックス・クロシェットだった。35歳のセールは18年まで7年連続2桁勝利も、以降は故障もあり最高でも6勝止まり。今季は18勝(3敗)、防御率2.38、225奪三振がいずれもリーグトップでサイ・ヤング賞の最右翼に挙がり「シーズン通して投げ続けることができて良かった」と喜んだ。クロシェットは22年の右肘手術から復活し、シーズン121敗したチームで6勝を挙げた。

 ≪最優秀救援投手賞は両リーグ最多49セーブのカージナルス・ヘルズリー≫最優秀救援投手賞は、ナ・リーグの「トレバー・ホフマン賞」をカージナルス・ヘルズリー、ア・リーグの「マリアノ・リベラ賞」をガーディアンズ・クラセがともに初受賞した。今季40セーブ以上挙げたのは両投手だけで、両リーグ最多49セーブのヘルズリーは「周囲のサポートに感謝したい」。47セーブに加え防御率0・61の安定感で、サイ・ヤング賞の最終候補にも残ったクラセは「このような祝福を受けてとても興奮している。来季も日々自分の仕事に集中したい」と話した。

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