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侍4投手で17K!3番手・藤平デビューから9者連続奪三振「差し込んだ場面もあって自信になった」

スポニチアネックス / 2024年11月16日 5時2分

<日本・韓国>8回、無失点で抑えて雄叫びを上げる藤平(撮影・木村 揚輔)

 ◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第2戦 日本6―3韓国(2024年11月15日 台北D)

 侍ジャパンの楽天・藤平は宮崎合宿で高めの直球を鍵に挙げていた。圧巻の3者連続奪三振は、全て同じ攻め方。高めの直球で追い込み、最後は低めのフォークで決めた。

 「凄く強い韓国ですが、差し込んだ場面もあって自信になった」。これで侍デビューを飾った強化試合の10日チェコ戦から驚異の全9者連続奪三振。8回に抜てきした井端監督も「高低をうまく使えていた」と称えた。

 横浜から16年ドラフト1位で楽天に入団。「ノムさん」にも負けないスター選手になってほしい、という願いから野村克也元監督の背番号「19」が用意された。だが、成績は鳴かず飛ばず。22年から背番号は「46」に変わり、今季から救援に本格転向した。47試合で1敗1セーブ、20ホールドを挙げ、防御率1・75、奪三振率11・27を記録。8年目で代表初選出となった。

 外国人打者を相手に、日本代表のデータ班から「高め」の有効活用を助言された。ブルペン捕手を中腰にして投げ込む練習を重ねた。強振してくる相手に、この日最速153キロの直球は負けずに打者を差し込ませた。「やっぱり日本の試合とは違う感覚だった」と代表が蓄積してきたデータを本番で生かした。

 4投手の継投で計17奪三振は、プロ参加以降の日韓戦では最多となった。初戦のオーストラリア戦から2試合続けて四死球はゼロの安定感も光る。投手起用もはまった井端監督は「勝てて良かったなと思う。こういう苦しい戦いになることは試合の前から予想していた」と安堵(あんど)した。16日、完全アウェーが見込まれる台湾戦に臨む。(神田 佑)

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