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【城彰二・視点】攻撃の形をつくった鎌田の顔出し

スポニチアネックス / 2024年11月16日 4時40分

<日本・インドネシア>前半、小川のゴールをアシストする鎌田(撮影・小海途 良幹)

 ◇W杯北中米大会アジア最終予選C組 日本4-0インドネシア(2024年11月15日 インドネシア・ジャカルタ)

 厳しい試合だったが、日本の戦い方を貫いて得点を重ね、完勝したのは評価できる。前半はパスをつないで2得点し、後半4分には相手のミスから守田が決めたが、これが大きかった。

 相手に守備を固められる中、精度の高い攻撃で得点に結びつけ、進化したところは見せた。個の能力が上がったからと言っていいだろう。特に鎌田がよく動いていろいろな所に顔を出し、スペースをつくったり相手選手の間でパスを受けたり、攻撃の形をつくった。そのおかげで三笘も高い位置が取れて、全体のバランスが良かった。

 守備では前半は3バックの弱点を突かれてサイドから攻められて、決定機をつくられた。GK鈴木の好守がなければ違った展開になった可能性がある。後半は相手がマークをマンツーマンに変えてきて、日本がボールを保持する時間が少なくなったがこういう時にどういなすかも課題だ。それでも完成度が高く、アジアではずばぬけた存在といっていいだろう。(元日本代表FW)

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