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元幕内・炎鵬が鮮やかな下手投げで4連勝。長期休場から復帰し3場所連続勝ち越し

スポニチアネックス / 2024年11月16日 13時17分

<大相撲九州場所7日目>優力勝(左)を下手投げで破る炎鵬(撮影・岡田 丈靖)

 ◇大相撲九州場所7日目(2024年11月16日 福岡国際センター)

 脊髄損傷から復帰して3場所目を迎えた三段目56枚目の元幕内・炎鵬(30=伊勢ケ浜部屋)が優力勝(23=常盤山部屋)を下手投げで下し、無傷の4連勝で勝ち越しを決めた。

 立ち合いの鋭い踏み込みで二本差し。前に出ながら左からの投げて転がした。館内の大きな拍手を受けて引き揚げてきた炎鵬は「(勝ち越しは)うれしいです。きょうやれることはできた」と柔和な表情を喜びを表現。

 「一段(番付も)上がって相手も強くなってきた。自分がどれだけ取れるか怖さもありますが、1日1日超えていきたい。土俵に上がれば負けたくないという気持ちを強く持ちました」と述べた。

 一時は寝たりきりになるなど現役続行の危機から奇跡の生還を果した。今年の名古屋場所で復帰して3場所連続での勝ち越し。「相撲勘は少しづつ戻ってきた。以前の自分を比べるとネガティブになる。生まれ変わった自分、今の自分が一番強いと言い聞かせている。ケガなく(土俵を)降りることが1番。喜び、幸せはあります」と充実した表情を見せた。

  

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