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杉村太蔵 モーリー氏のトランプ批判に真っ向反論「一見平和主義のバイデン政権で多くの犠牲生んだ」

スポニチアネックス / 2024年11月16日 18時40分

杉村太蔵(16年撮影)

 元衆院議員でタレントの杉村太蔵45)が16日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜前11・55)に出演し、ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(61)と米国の次期トランプ政権について激論を交わした。

 モーリー氏はメディアや有名人がトランプ氏に「危険な部分もけっこうある」と考えていることを紹介。経済面では関税の大胆な引き上げと、移民への厳しい発言により「アメリカの経済が大打撃を受ける」可能性があることを指摘。さらに、“アメリカ第一主義”を貫くことで「国際的にもアメリカの地位が下がるし、もしかしたら戦争が起きるかもしれない」という不安点を述べた。

 一方で杉村は「ぼくでもアメリカ人だったらトランプさんに入れたと思う」と話した。その根拠として挙げたのが国際紛争問題。「トランプになったら危険だよとおっしゃるけど、よっぽどバイデン政権のほうが戦争起きたじゃない。ロシアはウクライナに侵攻し、中東はまったく解決しないし、北朝鮮はバカバカとミサイル撃ってる」と、トランプ氏が大統領を退いた後の紛争状況を例に挙げた。さらに「ロシアが侵攻したときにバイデンさんはアメリカ兵は1人も送らないと言った。だけど、すべての選択肢は私の中にあると言ってたら緊張もあったのに即座にノーと言ってしまった。確かに一見平和主義だけど、アメリカのああいう形は結果的に多くの犠牲を生むのでは」と自身の考えを披露した。

 モーリー氏は日米関係にも大きな変化が出る可能性にも言及。トランプ氏がウクライナ戦争に終止符を打つことで世界の均衡が崩れ、尖閣諸島の問題にも影響が出るのではないかと想像する。中国が領有権を主張した場合「米軍の海兵隊とかが出撃と言われるかどうか。安全保障はあるものの、日本は自分でやるの?となるかもしれない」と語った。また、経済についても「すべての国に10~20%の関税をかけると言っている」とも語り、日米間のビジネスにも大きな影を落とすと主張した。

 これについても、杉村は「民主党支持の人はトランプさんのことで不安をあおる」と反論。「アメリカにとっても日本はむちゃくちゃ重要なパートナー。日本をつぶすようなことはしないし、何よりトランプさんはビジネスマン。100%自分だけが儲かるようなことはしない。取引なんで、相手があって自分も潤うわけだから」と、モーリー氏の考えに批判的だった。

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