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広島・二俣 巨人の岡本に弟子入り 新春自主トレで2年越し念願 DeNA・宮崎型改造フォームにも手応え

スポニチアネックス / 2024年11月17日 5時3分

15日の紅白戦で右前適時打を放った広島・二俣

 広島・二俣翔一内野手(22)が新春の自主トレで、巨人・岡本和真内野手(28)に弟子入りすると明かした。ユーティリティー性を武器に今季1軍で80試合に出場した若ゴイ。今秋キャンプではDeNA・宮崎型の改造フォームに手応えを得ており、憧れのスラッガーから助言を受けながら課題の打撃を磨き、飛躍への扉を開く意気込みだ。

 課題の打撃強化へ。捕手出身で内外野を守り、しかも堅守に定評があるユーティリティープレーヤーに、心強い援軍が加わる。来年1月に実現する巨人・岡本和との自主トレ。二俣が目を輝かせて言う。

 「岡本(和)さんとやらせてもらいます。シーズン中に直接お願いし、“いいよ”と言っていただいた。先日、いつやるっていう具体的な連絡が来ました」

 右の大砲との自主トレは、2年越しの念願だった。今年1月は岡本和の都合で断念。連絡先を交換し、キャンプやシーズン中の動画を送っては、助言を受けたという。ようやく実現するコラボ。ホームラン打者の何がそこまで魅了するのか。

 「自分は、インパクトからバットが投手の方を向いている時間が短く、どちらかというとコネてしまう。岡本(和)さんは思い切り振っているように見えないけど、前が大きいので」

 今秋キャンプでは、打撃フォームを劇的に変えた。藤井ヘッドコーチから“構えで力が入っているように見える。バットを下で構えて力を抜き、スローイングと似たイメージで遊ばせながら振ってみろ”と指摘されたことがキッカケだった。

 肩のラインにあった構えの位置を胸まで下げてスタンスを狭め、バットを揺らしながらタイミングを取る。さながらDeNA・宮崎のフォーム。効果はてきめんだった。それまでは9打数無安打だったが、フォーム改造後は10打数5安打1本塁打と打ちまくる。

 「今はいい感じなので、(岡本和に)見てもらい、何か気付いたことがあれば教えてもらって、付け足していく感じでやっていきたいと思っています」

 ユーティリティープレーヤーを卒業し、「1つのポジションでやっていきたい」と定位置獲りを期す22歳。念願の岡本塾に入門する新春、宮崎型のフォームをバージョンアップさせて来季にどう化けるのか、楽しみだ。(江尾 卓也)

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