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【関西大学ラグビー】近大が3季ぶりに天理大を破る スクラムにこだわり逆転勝利

スポニチアネックス / 2024年11月17日 15時21分

<近大・天理大>1トライと4つのゴールを決めた近大・CTB嶋はMVPに選出される(撮影・千田 篤史)

 ◇ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節 近大28―26天理大(2024年11月17日 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)

 近大が天理大に競り勝った。後半38分にフッカー・村尾幹太(4年)がラインアウトから左隅にトライ。難しい角度で距離のあるゴールキックをCTB嶋竜輝(4年)が決めて勝ち越した。近大が天理大に勝つのはリーグ2位となった2021年度以来3年ぶり。

 近大は後半5分に天理大にトライを許し、この時点で14―26。しかし、10分にゴール正面で天理大がペナルティーを犯すと6回続けてスクラムを選択。天理大のプロップ森仁之助(3年)が繰り返し違反でシンビンとなって数的優位に立った。19分にスクラムから嶋が中央にトライ。ゴールも決めて21―26にし、最後のチャンスを生かした。1トライと4本のゴールキックをすべて決めた嶋がプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

 主将のフランカー中村志(4年)は「春からスクラムやを自信にしてきた。あえて自分たちの武器のセットプレーにこだわった。天理大さんにしっかり勝てて良かった」と胸を張る。目標は全国選手権4強。「関西リーグ優勝はなくなったが、選手権に出ることからやろうと。3年前の先輩たちより結果を出そうと話してきた」。まだ2位の可能性が残っている。その21年シーズン以来の大学選手権を見すえて、最終節の関学大戦は「勝ち点5」を奪いにいく試合となる。

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