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安野貴博氏 斎藤氏の再選確実に見たSNS選挙時代「選挙というゲームのルールがだいぶ変わってきた」

スポニチアネックス / 2024年11月17日 23時8分

安野貴博氏

 AI(人工知能)エンジニアで、7月の東京都知事選で5位だった安野貴博氏(33)が17日、フジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)にコメンテーターとして生出演し、この日投開票された兵庫県知事選を受けて、この1年での選挙戦略について分析した。

 斎藤元彦前知事(47)の失職に伴う同県知事選がこの日、投開票され、出直し出馬の同氏が再選を確実にした。選挙戦序盤では元尼崎市長の稲村和美氏(52)の優勢が伝えられたが、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。

 都知事選では、同じくSNSを使った戦略で前広島県安芸高田市長の石丸伸二が次点の大躍進を遂げ、注目された。今回は斎藤氏が実際に再選を確実にし、SNS戦略での大きな成功例となった。

 安野氏は「昔はネットの一部で話題になっていても、ここまで票数に影響することはなかった」と解説。一方で、「今年に入って、都知事選もそうだし、アメリカのトランプ(次期)大統領の大統領選もそうでしたけど、SNSというものによって、選挙というゲームのルールがだいぶ変わってきた」と自身の見解を示した。

 時間や文字数に制限があるテレビ、新聞といった既存メディアと対照的に、時間にも文字数にも制限がないネットメディアの役割も大きくなった。宮根は「大手メディア、我々テレビ局とか新聞社が報じないものを、ネットが報じてくれている。知らせてくれている。そのうねりが来ました」と指摘。安野氏も「既存のマスメディアのあり方も考えなきゃいけないんじゃないかなと思います」と忠告した。

 安野氏は「知りたいことに対して真っ二つのまったく違う見解がネット上である」とも語った。「信頼できるメディアが、ここについて調査して報道するみたいなメディアがあれば、もしかすると分断が少なくなっていたかもしれない」と指摘し、「メディアが果たせる役割はあると思いますね」とも述べた。

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