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ソフトバンクにドラ1級、台湾出身19歳の最速157キロ右腕チャン・ジュンウェイが育成で加入

スポニチアネックス / 2024年11月18日 6時2分

ユニホームに袖を通し笑顔のソフトバンク育成・張(撮影・岡田 丈靖)

 ソフトバンクに育成選手として加入した台湾出身の最速157キロ右腕のチャン・ジュンウェイ投手(19)が17日、福岡市内で入団会見を行った。契約金1億円、年俸400万円。背番号153。昨年のドラフト1位・前田悠伍投手、「モイネロ2世」と期待されているキューバ代表左腕のダリオ・サルディ投手と同じ2005年生まれ。球団は3投手で未来の投手陣を背負ってほしいと期待を寄せている。(金額は推定)

 ホークスのユニホームに袖を通した張は「国際試合で海外へ行き、アメリカや日本の環境を見て、日本の方が自分に合ってるんじゃないかと思いました」と語った。緊張の面持ちだった台湾の剛腕は、笑みを浮かべて異国の地での飛躍を誓った。

 19歳の右腕は最速157キロの直球、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げる。ドジャース・山本由伸が目標の投手だ。2年以内の1軍デビューを掲げ、その先はタイトル争いに加わる球界を代表する投手を目指していく。先日、みずほペイペイドームを訪れた際に今季最多勝を獲得したエースの有原と会った。「あいさつさせてもらいました。タイトルを獲られたと聞いている。そういう投手に自分もなりたいと思ってます」と目を輝かせた。

 育成選手からのスタートとなるが球団の期待は大きい。三笠杉彦GMは「世界中からいい選手を集めようという中、台湾にもアマチュアに有望な選手がいるということで(スカウト体制を)強化してきた」と話す。張は今年9月のU23ワールドカップ(W杯)で18歳ながら台湾代表に選出された。

 昨年はU18W杯台湾代表として米国戦で7回途中2安打無失点の快投を見せた。同大会で日本を初優勝に導いたドラフト1位ルーキー・前田悠とは同じ05年生まれ。「モイネロ2世」として将来を嘱望され、開催中のプレミア12にキューバ代表として参加している育成左腕・サルディも同世代だ。張も「ドラ1級」と素材の高さを評価され、“05年生まれトリオ”で将来の投手陣を背負うことを期待されている。

 自身で挙げるセールスポイントは負けん気の強さ。かつてソフトバンクやロッテでもプレーした台湾担当の李杜軒(リー・トゥーシェン)スカウトは「真っすぐ(の速さ)もそうですが、グラウンドに立ったら負けず嫌いで、代表でも抑えをやったりとメンタルも強い」と話した。

 「日本の野球はレベルが高く、細かいこともしっかりとしている。勉強していきたいです」と張。日本球界でスターダムを駆け上がると燃えている。 (木下 大一)

 ◇チャン・ジュンウェイ 2005年11月14日生まれ、台湾出身の19歳。昨年9月に台湾で開催されたU18W杯では米国戦で6回1/3を2安打無失点7奪三振と好投。台湾高校野球の強豪校、穀保高級家事商業職業学校を今夏に卒業。9月に中国で開催されたU23W杯には18歳ながら台湾代表に選出された。最速157キロを誇る本格派右腕。1メートル78、77キロ。

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