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ソフトバンク 「ランゲルハンス細胞組織球症」と診断された田上「開幕1軍」の気持ちで

スポニチアネックス / 2024年11月18日 6時2分

育成再契約を結び記者の質問に答えるソフトバンク・田上(撮影・岡田 丈靖)

 ソフトバンクの田上奏大投手(21)が17日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、育成選手として再契約を結んだ。年俸は現状維持の650万円。支配下再昇格に向けて「来年開幕から1軍でできるぐらいの気持ちで準備して頑張りたい」と力を込めた。

 今年2月の宮崎キャンプ中に背中の痛みに襲われ、成人では100万人に1人とも言われる難病「ランゲルハンス細胞組織球症」と診断された。背骨が溶けるなどの症状に苦しみ、一時は絶望の淵に突き落とされながらも10月の3軍戦で実戦に復帰。減っていた体重や骨格筋量も徐々に戻ってきている。

 15日には宮崎で行われた投手陣の秋季キャンプを打ち上げた。励みになっているのは同じ病気と闘う子供たちから送られた手紙。「自分が復帰したことをニュースで見て“元気をもらった”というようなことを書いてくれていた。やってやるぞという気持ちになりました」。

 育成契約となるのは入団1年目のオフに続き2度目となる。前回は翌22年にすぐ支配下に復帰し、4月12日のロッテ戦で初登板初先発して6回途中2安打無失点と好投した。今度も必ず支配下に返り咲き、再び1軍のマウンドに立つ決意でいる。 (金額は推定)

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