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侍ジャパンがキューバと4時間7分の熱闘を制す 森下は主要国際大会で大谷翔平以来の4試合連続打点

スポニチアネックス / 2024年11月18日 5時1分

<日本・キューバ>3回、犠飛を放つ森下(撮影・木村 揚輔)

 ◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第4戦 日本7―6キューバ(2024年11月17日 天母)

 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に出場している侍ジャパンは17日、キューバを7―6で振り切って開幕4戦全勝とし、1次ラウンドB組1位突破で21日からのスーパーラウンド進出を決めた。4試合連続「4番・右翼」で先発した森下翔太外野手(24)は1―0の3回無死満塁で中犠飛を放ち、勝利に貢献。五輪、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、プレミア12の主要国際大会では23年WBCの大谷翔平以来となる開幕から4試合連続打点とした。

 4時間7分の激闘を終えた森下は「長かったですね。乱打戦になりましたけど、勝ち切れたので良かった」と話し、やや疲れた表情でバスへ乗り込んだ。

 予選1位突破の立役者となった。1―0の3回無死満塁。1ストライクからの直球を、確実に中犠飛にした。「打ちやすい場面で回してくれた。自分の打撃をすることだけを意識しました」。最大4点優勢から一時同点に追いつかれた雨中の激戦。主要国際大会では23年WBCでの大谷以来となる開幕からの4試合連続打点で、4番の役割を果たした。

 今大会チーム1号本塁打を放った韓国戦の翌16日。「(レベルの高い)日本の中継ぎ投手をイメージできていれば、初対戦の海外投手でも対応はできる」と口にした。その理由は「外国人投手は直球は速いけど変化球がイマイチとか、その逆もある」と狙い球を絞りやすいことに気が付いたから。昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップに招集されるなど国際大会の場数を踏んだからこそ、その傾向を把握することができた。それを今大会に生かす。3回の打席では初球の変化球を捨て、続く外角直球を狙った。打席内での思考を普段よりもシンプルにすることで、勝負強さにつなげている。

 開幕から1~4番までを固定。その上位に求められているのは、強攻策で好機を拡大し得点につなげる打撃。今大会のチーム犠打数は、初戦オーストラリア戦での2つのみ。3回の犠飛も先頭の1番・桑原が中前打を放った直後、小園が犠打ではなく連打でつないだことで森下に無死満塁で回すことができた。

 4試合で大会通算6打点、7得点はチーム2冠と、予選突破に大貢献。「全勝して(予選を)終えたい」。侍の4番は、もっと上の高みを目指している。 (石崎 祥平)

 ○…森下が3回に中犠飛で1打点。今大会初戦からの連続打点を4試合に伸ばした。主要国際大会(五輪、WBC、プレミア12)で日本代表選手の4試合連続打点は23年WBCで大谷が初戦から4試合連続で記録して以来。2回には佐野の適時打で先制のホームイン。大会7得点目は米国のシンプソンと並んで大会トップになった。

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