侍・藤平 満塁KK斬りで初セーブ!大勢休ませ代役守護神が9回締めた 「ホッと」座り込んだ3秒間
スポニチアネックス / 2024年11月18日 5時1分
◇WBSCプレミア12 1次ラウンドB組第4戦 日本7―6キューバ(2024年11月17日 天母)
座り込んだ3秒が、9回のマウンドを任される重圧を表していた。7―6の2死満塁、カウント2―2。侍ジャパンの楽天・藤平は、無心で腕を振った。142キロのフォークにコスメのバットが空を切る。4時間7分の激闘に終止符を打ち、会心のガッツポーズ。その後、ホッとした表情で座り込み、勝利の瞬間をかみしめた。
「絶対ゼロで帰りたいと思っていた。ホッとしたのと、(スイッチが)切れた感じ。凄い良い経験ができた」
守護神・大勢(巨人)が連投中だったため、9回のマウンドを託されることは試合前に聞かされていた。8回に味方が勝ち越して、1点リードでマウンドへ。先頭を遊ゴロに仕留めたものの、連打で一、二塁を背負い、フォークが抜けて死球で満塁に。迎えたのはメジャー通算93発の強打者モンカダ。
「シーズン中も何回もあった。緊張しても意味ないし、仲間を信じて投げました」。開き直って、鬼気迫る表情でモンカダには5球全て直球。この日最速153キロで見逃し三振を奪い、2者連続三振で締めた。
10日チェコ戦での侍デビューから、9者連続三振中だった。この日先頭の遊ゴロで途切れ「まずは途切れて良かったなと。意識しちゃうから」と苦笑い。それでもこれで侍ジャパンで奪った12アウト中、11個が三振。「一つ一つアウトを取れば、という気持ちでやっていける」と切り替えた後も、奪三振ショーは継続していた。
井端監督は「投手に制限がある中だった。今日のところは託していた」と代理クローザーの輝きに目を細めた。「意気に感じて投げられた。大勢は普通にセーブしていて凄い」と国際大会初セーブを挙げた藤平。試合後、キューバのチームバスに間違えて乗りかけた姿が、重圧から解放された背番号46の気持ちを物語っていた。(小野寺 大)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【侍ジャパン】藤平尚真、キューバから代表初セーブ 米スカウト「将来メジャー行ける」
スポーツ報知 / 2024年11月18日 5時15分
-
【侍ジャパン】“代魔神”が締めくくって1位通過決定 26歳伏兵が4戦4回で11奪三振の圧巻投球
スポーツ報知 / 2024年11月17日 23時33分
-
【プレミア12】2死満塁で三振締め!藤平の“フォーク”がトレンド入り「えぐい」「最後の最後」
スポニチアネックス / 2024年11月17日 23時32分
-
【プレミア12】侍ジャパン、キューバに1点差とされる 先発・早川は6回途中4失点 救援の横山が乱調で
スポニチアネックス / 2024年11月17日 21時43分
-
【侍ジャパン】楽天・藤平の胸に残る侍初招集時の指揮官の言葉 デビューから9者連続K…圧巻リレーで侍タイ記録17K
スポーツ報知 / 2024年11月16日 5時35分
ランキング
-
1侍J、キューバに勝利でSR進出決定 国際大会23連勝で1位通過…栗原が決勝犠飛
Full-Count / 2024年11月17日 23時11分
-
2八村塁のバスケ協会批判騒動 「代理店とテレビ局だけでウハウハやっている」リポストも波紋
東スポWEB / 2024年11月17日 19時34分
-
3【プレミア12】辰己涼介 モイネロから死球受け交代…強行起用したキューバ首脳陣に非難の声
東スポWEB / 2024年11月18日 0時9分
-
41人で28球団超え…大谷翔平は「クレイジーだ」 目を疑う数値にX衝撃「尋常じゃない」
Full-Count / 2024年11月17日 20時30分
-
5プレミア12の4強決定 キューバ、韓国、ドミニカ共和国、メキシコなど敗退決定の波乱
スポーツ報知 / 2024年11月18日 0時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください