松山英樹 猛追及ばず2位 パット不調を悔やむ「全部外してしまった」 年明けから米ツアーへ

＜ダンロップフェニックストーナメント・最終日＞14番、ラインを読む松山英樹（左）とマクグリービー（撮影・西尾　大助）

　◇男子ゴルフツアー　ダンロップ・フェニックス最終日（2024年11月17日　宮崎・フェニックスCC（7042ヤード、パー71））

　首位と7打差の3位から出た松山英樹（32＝LEXUS）は6バーディー、1ボギーの66で回り、通算18アンダーの2位に終わった。マックス・マクグリービー（29＝米国）が大会最少ストローク記録を1打更新する通算22アンダーで逃げ切り、日本ツアー初優勝した。

　猛追及ばず2位に終わった松山は「4日間1ボギーで回られたら厳しい」と勝者マクグリービーに脱帽した。

　前半3バーディーを奪い7打差を5打差に縮めた。2月のジェネシス招待で最終日後半5打差をひっくり返した経験がある。「5打差でターンできた。過去に（後半）5打差で勝ったこともあった」と気持ちをつないだが、10番のボギーで「もう無理だな」と白旗。

　その後3バーディーで意地を見せたものの、12番、14番で短いチャンスを逃したのが響いた。「入れていればプレッシャーをかけられたのに全部外してしまった」とパットの不調を悔やんだ。

　これが24年最終戦。年明けから米ツアーに戻る。「今週ショットもパットもアプローチも良い部分と悪い部分が出た。良い部分を伸ばしていきたい」と視線を上げた。

　▼1位マクグリービー　日本で優勝できてうれしい。松山ら追ってくる選手を近寄らせないプレーを意識したら大会記録が出せたので満足している。（今季米下部ツアー2勝の29歳が大会最少記録を1打更新）

　▼48位石川遼　最後の2ホールしか総合点の高いパットが打てなかった。（予選の松山）英樹とのプレーは楽しかったけど悔しかった。来週以降に生かしたい。（31パットとグリーン上で苦戦）