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「経験不足よりも技量の差が浮き彫り」プレミア12で予選敗退の韓国に母国メディアが指摘した「課題」は…

スポニチアネックス / 2024年11月18日 10時31分

14日の日本-韓国戦で試合前に握手する井端監督(左)と柳仲逸監督

 野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」でオープニングラウンド敗退が決まった韓国代表について、母国メディアが「課題」を指摘した。

 韓国メディア「スポーツ朝鮮」は18日、「世代交代の完成このままではいけない。韓国野球の必須解決課題は」と題し、今大会で見えた韓国代表の課題を分析する記事を掲載した。

 韓国は今大会、初戦の台湾戦に3-6で敗戦。キューバには8-4で勝利したものの日本には3-6で敗れた。ドミニカ共和国には6点差をはねのけ9-6で逆転勝利し、17日終了時点で2勝2敗となった。

 ここまで3勝1敗の台湾が仮に18日のキューバ戦に敗れ3勝2敗となっても、同日に行われる韓国―オーストラリアの勝利したチームが3勝2敗で並ぶが、台湾はこの両チームに直接対決で勝利しているため、大会規定により2位通過が確定。第1回大会優勝、第2回大会準優勝の韓国はオープニングラウンドで姿を消すこととなった。

 韓国は26年のWBC、28年のロス五輪に向けて世代交代を進めているが、今大会は開幕前に負傷者が続出。エースとして期待されたムン・ドンジュ、4番候補のノ・シファンらが離脱を余儀なくされ、「スポーツ朝鮮」は「戦力構想に支障をきたした」とした。

 特に「大会を通じて国際舞台での先発投手の重要性を実感した韓国野球だ」とし、今大会4試合を終え、最も長いイニングを投げたのはキューバ戦で先発したクァク・ビンの4回で、安定して長いイニングを投げられる投手がいなかった。

 また、4番不在の打線もチャンスでなかなか得点に結び付かなかった。

 同メディアは、WBCのようにメジャーリーガーを呼ぶことができず、負傷者が出てベストメンバーを組めなかったのは日本、台湾も同様とし「経験不足よりも技量の差が浮き彫りになった大会だった」と指摘。2年後に迫ったWBCへ「先発投手という課題を確実に解決しなければならない」と結んだ。

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