再選の斎藤氏を援護 N国・立花党首の役割を高岡達之氏が解説「扇動したとも思わない。きっかけを与えた」

　読売テレビの高岡達之特別解説委員が18日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜後1・55）に生出演し、17日に投開票された兵庫県知事選で、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が果たした役割について私見を語った。

　パワハラやおねだりなど数々の疑惑を指摘され、県議会から全会一致で不信任決議を受け失職した斎藤元彦前知事（47）が、出直し知事選で元尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の会を離党した前参院議員清水貴之氏ら無所属6新人を破り、再選を果たした。選挙戦では斎藤氏への評価や、混乱した県政の立て直しなどが問われたが、斎藤氏はネット戦略を駆使して大きな流れを起こし、最終盤で形勢を逆転した。

　中でも異例の動きを見せたのが、立花氏だった。出馬しながら、当初から当選を目的としていないことを明言。斎藤氏に対する疑惑について「犯罪も違法行為もしていない。テレビの情報だけでなく、インターネットで調べてみて下さい」などと訴え、同氏の援護に徹した。

　立花氏の言動について、高岡氏は「犯罪も違法行為もしていない。その通りです」と指摘。「（有権者が）SNSに操られたんじゃなくて、立花さんは“考えてみませんか？”と。立花さんに対する賛否もいっぱいあると思いますが、今回は立花さんは注意喚起をしたと。“一度、ご自分で調べてみませんか？”と。“事実としてこういうことはそうですよね？”と。立花さんが扇動したとも思わない。きっかけを与えたと思います」と、自身の見解を示した。