スーパーフェザー級で挑戦者決定戦の堤駿斗 減量失敗は「2度はないように」専門コーチつけて準備万全
スポニチアネックス / 2024年11月18日 15時19分
◇プロボクシング WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦 同級8位 堤駿斗(志成)<12回戦>同級14位 レネ・アルバラード(ニカラグア)(2024年12月31日 東京・大田区総合体育館)
ボクシングの志成ジムは18日、都内で会見を開き、前東洋太平洋フェザー級王者で現WBAスーパーフェザー級8位の堤駿斗(25=志成)が12月31日に東京・大田区総合体育館でWBAスーパーフェザー級挑戦者決定戦に出場すると発表した。元WBA世界スーパーフェザー級王者で現同級14位のレネ・アルバラード(35=ニカラグア、34勝22KO14敗)と対戦する。
大みそかの大田区総合体育館では前WBA世界スーパーフライ級王者で現同級6位の井岡一翔(35=志成)と現WBA同級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)の再戦が決まっており、堤―アルバラードはセミファイナルで開催される。
堤は16年の世界ユース選手権フライ級で日本人初の優勝を果たすなどアマ通算13冠。21年東京五輪出場を逃して22年にプロ転向し、同年7月のデビュー戦で8回判定勝ちした。23年5月の東洋太平洋フェザー級王座決定戦でジョー・サンティシマ(フィリピン)に判定勝ちし、日本男子最速記録のプロ3戦目で同王座を獲得。だが、今年4月の元WBA世界バンタム級王者アンセルモ・モレノ(パナマ)とのフェザー級ノンタイトル戦では前日計量で体重超過。試合は3回KO勝ちでプロ5連勝(2KO)としたものの、日本ボクシングコミッション(JBC)から6カ月のライセンス停止処分を受けていた。
堤は計量失敗について「自分を応援してくれる人の思いを裏切ってしまった」と反省を口にした。当初は罪悪感から「1年ぐらいは休んだ方がいいのかな」と思ったが、次戦からスーパーフェザー級で戦うことを決意して約1カ月後にランニングを再開し、6月ぐらいからジムワークも再開するうちに大みそかの挑戦者決定戦が浮上。「1つ1つリングに上がって戦うしか信頼は取り戻せない。1度でもしてはいけない失敗をしてしまったので、2度はないようにしっかりとコンディションを整えて挑みたい」と決意を示した。
試合へ向けては元々親交のある元プロボクサーの“減量コーチ”をつけ、食事メニューや水分量を管理。10月上旬から約1カ月半は米ラスベガスで合宿を行ったが、従来は帰国後に体調を崩すことが多かったため早めに帰国したという。現地ではかつてライト級で世界挑戦したジャクソン・マリネス(ドミニカ共和国)やスーパーライト級のホープ、カメル・モートン(米国)ら階級が上の選手を相手に、スパーリングを約60ラウンド消化。「(階級を上げても)耐久力はあると実感できた。自分よりも大きい選手相手との戦い方も身につけられたので大きな収穫だった」と、イスマエル・サラス・トレーナーとテクニックを磨いたことを明かした。
世界挑戦の足が懸かりとなる挑戦者決定戦に関しては「まだ実感は湧いていない。まずはアルバラード選手に勝つことだけ考えて練習に取り組み、勝った姿をお見せできるようにベストを尽くしたい」とキッパリ。アルバラードの印象を問われると「いろんな意味でタフ。一度世界王者にもなっているので舞台慣れしているし、総合的にタフで崩しにくい」と答え、新階級での戦いへ「通用するかはリングに立ってみないと分からない。この階級で体が通用うしないことも踏まえた上で、そこでも勝てるところまで持っていくのが自分の仕事。おつりが来るぐらい強くなって、フィジカルで負けててもテクニックと自分の持ち前を駆使して勝ちたい」と覚悟を語った。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
井岡との再戦受けたマルティネス ベルト失っても「初戦が気に入ったので」 大みそか登場は「名誉」
スポニチアネックス / 2024年11月18日 13時50分
-
堤駿斗「リング上で勝利者コールを受けたい」 Sフェザー級で世界挑戦者決定戦…大みそか、井岡一翔と出撃
スポーツ報知 / 2024年11月18日 13時42分
-
前東洋太平洋王者・堤駿斗がWBAスーパーフェザー級挑戦者決定戦へ 井岡の前座で元世界王者と対戦
スポニチアネックス / 2024年11月18日 13時39分
-
井岡一翔 マルティネスと大みそか再戦を正式発表 「必ずリベンジしたい」7月の雪辱狙う
スポニチアネックス / 2024年11月18日 13時3分
-
ライセンス復活のアマ13冠・堤駿斗 井岡一翔らの勇姿目に焼き付け「ゼロからスタートする」
スポニチアネックス / 2024年11月5日 8時1分
ランキング
-
1韓国は「どうして没落したのか」 初の予選落ちに地元メディア嘆き「国際大会だとB級」
Full-Count / 2024年11月18日 12時21分
-
2引退の和田毅氏、大谷翔平に「5割くらい打たれた」 “カモ”にしていた選手名も明かす…「すぽると!」
スポーツ報知 / 2024年11月18日 8時6分
-
3卓球WTTファイナルズ福岡2024、中国主力3選手の欠場理由は?―中国メディア
Record China / 2024年11月18日 8時30分
-
4《チグハグ化の懸念も》相撲協会公式カレンダーで「照ノ富士の登場する月」はなぜ変わったか「例年、9月場所の番付で構成するが、引退間近の力士がいると難しい」の苦悩も
NEWSポストセブン / 2024年11月18日 11時15分
-
5井岡一翔「必ずリベンジしたいという思いが強い」 大みそかにWBA王者マルティネスとダイレクトリマッチ
スポーツ報知 / 2024年11月18日 13時4分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください