ソフトバンク・大津 恩師との再会で初心に立ち返る 来季こそ先発ローテを守り抜く
スポニチアネックス / 2024年11月19日 6時3分
ソフトバンクの大津亮介投手(25)が来季こそ先発ローテーションを守り抜くと目標を掲げた。先発転向1年目の今季は7勝するも夏場以降に結果を出せず、DeNAとの日本シリーズでは救援登板で敗戦投手になり悔しさも味わった。7日には社会人野球の日本選手権で今季限りで退任する日本製鉄鹿島の中島彰一監督(58)のラストゲームとなった試合を観戦。恩師との再会で初心に立ち返り、来季の先発でのフル回転を誓った。
はがゆさを胸に抱きながら、大津は早朝から大阪へ向かった。DeNAとの日本シリーズ敗退から4日後の7日、京セラドームで開催中だった社会人野球の日本選手権を観戦に訪れた。古巣の日本製鉄鹿島が三菱重工Eastと準々決勝で対戦した。
「朝5時に起きて大阪に行きました。2年間、僕がやってきた野球を見て、また初心からやらないといけないという思いになることができました」
試合はしびれる投手戦に。チームは延長10回タイブレークの末に1―2で惜しくも敗れた。恩師であり、今季限りで退任を明らかにしていた中島彰一監督の最後の勇姿を目に焼き付けた。
1メートル75、64キロと細身の右腕の原点は社会人時代にある。帝京大を経て日本製鉄鹿島に入社。本格的に投手を始めたのは大学からだったが、名将の教えを受けて入社2年目にはエースに成長した。
中島監督は高校時代に取手二(茨城)で活躍。84年夏の甲子園ではPL学園(大阪)との決勝で延長10回に決勝3ランを放ち、優勝に貢献した名捕手。口酸っぱく言われてきた言葉があった。「状態がいい時ほどやられるから気を付けろ。腕が振れてると思うと直球に頼って甘くなるんだ」。京セラドームでの試合後、大津は恩師にあいさつした。日本一の報告はできなかったが、「ありがとう」と言葉をかけられた。
10月29日、日本シリーズ第3戦。大津は1―1の5回から2番手で登板し、先頭の桑原から勝ち越しソロを浴びた。なおも無死満塁では筒香から直球を右犠飛とされた。1死しか奪えずに1/3回を2安打2失点で負け投手に。これが今季最後の登板となった。
「もう一回、先発としてきっちりと投げ抜かないと」
今季から先発に転向し、19試合登板で7勝7敗。6月までに6勝するも夏場以降は白星が伸びなかった。2軍再調整もあり、ポストシーズンでの先発機会はなかった。もどかしい思いが残っていた右腕は「鹿島の野球を見てわれに返ることができました」と大事なことに気づいた。来季こそはシーズンを通して先発で投げ抜くと決意は固まっている。 (井上 満夫)
≪同級生から刺激≫
H…来季に向けて同級生からも刺激を受けている。今オフに阪神から戦力外通告を受けた岩田がDeNA入り。ともに九産大九州(福岡)出身で、岩田は左腕エースとしてチームを15年選抜大会出場に導いた。岩田から戦力外になったと報告を受けた時には「驚いたし、何とか続けてほしい」と現役続行を願った。日本シリーズで争った球団に加入することになり「楽しみですね」と交流戦などで投げ合うことを望んでいた。
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