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日本ハム・ドラ4清水 「不動心」で挑む!前橋商の先輩、巨人・井上と同じ侍の道

スポニチアネックス / 2024年11月19日 6時3分

日本ハムと仮契約を結んだドラフト4位の清水

 体も目標も大きく――。日本ハムからドラフト4位指名を受けた前橋商・清水大暉投手(18)が18日、群馬県前橋市の同校で入団交渉し、契約金3500万円、年俸530万円で仮契約を結んだ。1メートル92の大型右腕は現在、プレミア12に出場している侍ジャパンメンバーで、高校の5学年先輩となる巨人・井上温大投手(23)のように、将来は日の丸を背負う夢を見た。

 清水の目標は「球界を代表する投手」。その長身には無限の可能性が秘められており、球団の期待値も高い。プロとしての階段を着実に上り、将来は先輩の井上のように、日の丸を背負う投手に成長する覚悟だ。

 「(井上は)まだかなわないけど、いずれは抜かさなければいけない存在。(日の丸は)着けたいですけど、まずは段階踏んでしっかりやっていけたらいいなと思う」

 現在開催中のプレミア12にも熱視線を送り、井上が13日のオーストラリア戦で6回途中2失点と好投した一戦も自宅でテレビ観戦。「気になっていました。凄くいい投手だと思っていたし、井上さんを超えるようなストレートを投げられるように頑張りたい」と世界の舞台で躍動する姿に刺激を受けた。

 1メートル92の長身右腕は、バランスの良いフォームから最速149キロの速球を投じる。日常生活でも靴のサイズが30センチで市販では購入できず、ネット注文でしか買えない。中学時代は教室の入り口に頭がすれすれでかがまないと入れず、電車のつり革には常に頭が当たるほどビッグだが「野球で手足が長くて角度のあるボールを投げられるのは周りよりアドバンテージ」と胸を張る。

 体重は96キロで夕食には白米3~4合も平らげる大食漢でもあるが「(入寮までに)体力を付けて大きくしたい」とプロ仕様のボディーに仕上げていくつもりだ。座右の銘として色紙にしたためたのは「不動心」。巨人やヤンキースで活躍した松井秀喜氏の同名の著書を読み、レジェンドの考え方に感銘を受けた。揺るがない心で大投手に成長していく。(田中 健人)

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