「Omoinotake」悲願の紅白初出場 「幾億光年」大ヒット「大きな目標の大きな一歩を」

＜紅白歌合戦出場歌手発表＞ポーズをとる初出場の歌手（撮影・郡司　修）

　大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」（後7・30）の出場歌手が19日に発表され、男性3人組バンド「Omoinotake」が初出場する。

　Omoinotakeは1月期のTBSドラマ「Eye　Love　You」の主題歌として書き下ろした「幾億光年」が大ヒット。愛する人への変わらない気持ちをつづった曲で、1月に配信リリースされ、サブスクリプション（定額聴き放題）の総再生回数が3億回を突破した。

　島根県内の中学の同級生だったボーカル＆キーボードの藤井怜央（31）、ベースの福島智朗（32）、ドラムスの冨田洋之進（32）で12年に結成された。ギター不在ながらもブラックミュージックをベースにしたサウンドが特徴。年間100本以上の路上ライブで腕を磨き、21年にメジャーデビュー。結成時から紅白出場を目標に掲げていた。

　リーダーの藤井は「僕たちは当初から紅白に出続けるという目標を公言してきました」としみじみ。「その大きな大きな目標の、大きな一歩を踏み出すことができて、本当にうれしく思っております」とし、「一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

　紅白は例年、（1）その年の活躍（2）世論の支持（3）番組の企画・演出に合うか――の3点を軸に出場者を選定している。

　司会は昨年に続きお笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、また朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主人公・佐田寅子を演じた伊藤沙莉と、同局の鈴木奈穂子アナウンサーが務める。