鈴木エイト氏「本来の選挙の形ではない。成功体験と呼ぶべきではない」 兵庫知事選で抱いた違和感
スポニチアネックス / 2024年11月19日 15時20分
ジャーナリストの鈴木エイト氏が18日、TBS「news23」(月~木曜後11・00、金曜後11・58)に出演。無所属の前職・斎藤元彦氏(47)が再選された兵庫県知事選について言及した。
パワハラ疑惑などを巡り県議会で不信任決議を受けたが、X(旧ツイッター)やYouTubeなどのSNS・動画サイトを駆使した選挙戦略で“風”を起こし、大逆転で再選を果たした斎藤氏。鈴木氏は選挙戦終盤に現地で取材し「これまでの選挙とは違う、何とも言えない違和感」を覚えたという。
「みんなで盛り上げて悲劇のヒーローを応援しているような感じがあった。斎藤さんはアジテートするわけではなく淡々と話すだけで、これは一体何なんだろうと。陣営がどこまで想定していたか分からないが立花氏が入ったことで想定を超えたことが起きてしまっていたのではないか」と振り返り、“勝手連”的な支援で斎藤氏を後押しした政治団体「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志氏の存在感に言及した。
「これは本来の選挙の形ではない。非常に危うさを感じています。これを成功体験と呼ぶべきではない」と鈴木氏。小川彩佳キャスターから“危うさ”の正体を問われると「メディアに対して憎悪を向けるような声が上がっていた。斎藤氏を追い込んだメディア、追い込んだ県議会に対しては何をしてもいい、何をどんなに追及してもいいんだというような憎悪を呼んでしまっているところがある」と語った。
今回の選挙では、有権者は新聞、テレビなど既存のメディアよりSNS上の情報を基に一票を投じたといわれている。鈴木氏は「テレビとSNSの対立、SNSがオールドメディアであるテレビに勝ったという指摘をしている人も多いが、私はそういうことではないと思う」とし、斎藤氏が不信任決議後に複数のテレビ番組に出演したことに触れ「既存メディアを最大限に利用していた」と指摘。SNSについても「元々知名度は高かったが、マイナスのイメージをSNSによってプラスに変えた。SNSを手段として使った。SNSは手段でしかない」と私見を語っていた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
県民に聞く…斎藤氏に投票した理由は?再選を果たした斎藤前兵庫県知事の明暗を分けたSNS支持 取材した鈴木エイト氏が感じた“違和感”とは【news23】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月19日 15時28分
-
橋下徹氏 斎藤氏再選も「あえて言わせてもらう」 得票率45%で「不信任決議ひっくり返したわけでは…」
スポニチアネックス / 2024年11月18日 17時3分
-
山口真由氏「アメリカに近づく予兆」斎藤元彦氏再選に「陰謀論とすると離れた人は戻ってこない」
日刊スポーツ / 2024年11月18日 11時44分
-
山口真由氏 斎藤元彦氏再選の兵庫県知事選に「県議会とか既存のメディアも一定の反省をし得る部分ある」
スポニチアネックス / 2024年11月18日 10時15分
-
【兵庫県知事選】再選・斎藤元彦氏を待つ〝イバラの道〟 NHK党・立花孝志氏は「斎藤新党」で再支援へ
東スポWEB / 2024年11月18日 6時9分
ランキング
-
1「一切触れてない」岡田将生結婚報道スルーの『めざましテレビ』元カノに配慮?ネット困惑
週刊女性PRIME / 2024年11月19日 11時30分
-
2SixTONESの年末フェス出演に賛否…STARTO社はアーティスト売りに活路も、2年連続で紅白出場なし
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月19日 9時26分
-
3【出場歌手一覧】NHK紅白歌合戦 Number_i、こっちのけんと…今年を彩る初出場組も
スポニチアネックス / 2024年11月19日 12時17分
-
4「もうダメかと思った」SMAP人気絶頂期に起きた“逮捕事件”…稲垣吾郎が復帰後初のスマスマ生放送で見せた“意外な行動”
文春オンライン / 2024年11月19日 11時0分
-
5岡田将生と高畑充希、所属事務所を通じて結婚発表「結婚することになりましたことをご報告申し上げます」
スポーツ報知 / 2024年11月19日 10時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください