石橋貴明「もうちょっとやれたんじゃないのか?」親交深い監督退任にショック隠せず「選手には重い」
スポニチアネックス / 2024年11月19日 16時14分
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)が17日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)に出演。現役時代から親交の深いプロ野球監督が今季限りで電撃辞任したことを惜しむとともに、残された選手たちに奮起を促した。
芸能界屈指の野球通で知られる石橋がホスト役を務める同番組。この日はゲストに元ロッテ捕手で野球評論家の里崎智也氏(48)を迎えて「どこよりも早い2024シーズン総括」をテーマにトークした。
同番組最多出演回数を誇る里崎氏と息もピッタリの石橋。そのなかで里崎氏が「思ったより監督辞めたなと思って。こんなに代わると思わなかったっすね、正直」と12球団中5球団と多くの監督交代があったことについて触れた時だった。
石橋は「去年、この時期に戦っていた中嶋監督と岡田さんが辞めちゃったんすからね」と昨季のセ・パ両リーグを制し、昨秋には日本シリーズを戦っていた阪神・岡田彰布前監督(66)とオリックス・中嶋聡前監督(55)の今季限りでの退任に改めて驚きの声を上げた。
「しかも劇的じゃないですか。辞めるって全く思わなかったんで」とした里崎氏に、石橋は「中嶋監督は厳しい一言残して辞めたもんね」としみじみ。
「“言ってもダメだから”“こういうのがやっぱり慣れだ”って言って。“この慣れがなくならない限りダメだ”って」と振り返り「あえてもう監督じゃないから僕は言ってしまうけど。ナカジ!!!すげー…もうなんか…。もうちょっとやれたんじゃないのか?って」と残念がった。
「中嶋監督…。今年限りで…」となかなか言葉が続かず、今も“オリックス・中嶋監督”に未練を隠せない石橋。そのうえで「これ、選手にはちょっと重い言葉でしょうね。“あれ?俺のことか?”とか。そういう思い当たる節がある人は来年やらにゃしょうがないですね」と中嶋前監督の無念を晴らすためにも残された選手たちの奮起を期待した。
中嶋前監督は2020年8月にオリックスの2軍監督から1軍監督代行を務め、翌21年に監督へ正式就任。19年、20年と2年連続パ・リーグ最下位だったチームを就任1年目の21年から23年までリーグ3連覇に導いた。22年には日本一にも輝いた。
だが、4連覇を目指した今季は5位に転落。球団からは来季続投要請を受けていたが、今季最終戦となった10月6日の楽天戦(楽天モバイル)後に「今年限りでやめさせていただきます」と辞任を電撃表明した。
その際、辞任の理由として「慣れという部分が強く出てしまった。一番最初に言っていたのは全力疾走。そこだけはしっかりやってくれと。(昨年まで)勝ったチームはやらんでいいのか、となった時に、どれだけ言っても改善されなかったのが、その(慣れの)部分なのかなと」と明かし、球団側の度重なる慰留にも「やり返したい気持ちも、もちろんありましたけども。新しいことを始める時に、やっぱり新しい人がやるべきだと思う」と意思は変わらず、退任となった。
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