2大関が1敗死守 豊昇龍が9勝目 琴桜は27歳の誕生日に7連勝飾る 新大関・大の里は痛恨3敗目

＜大相撲九州場所10日目＞〇琴桜（引き落とし）翔猿●　翔猿（右）と激しくぶつかる琴桜（撮影・椎名　航）

　◇大相撲九州場所10日目（2024年11月19日　福岡国際センター）

　大相撲九州場所は19日、福岡国際センターで10日目の取組が行われた。前日に勝ち越しを決めた大関・豊昇龍（25＝立浪部屋）は西前頭5枚目・琴勝峰（25＝佐渡ヶ嶽部屋）を寄り切りで下し、9勝目を飾った。

　結びの一番では、この日27歳の誕生日を迎えた大関・琴桜が東前頭5枚目・翔猿と対戦。引き落としで勝利し、7連勝となる9勝目を挙げた。

　1差を追う新大関・大の里は西関脇・大栄翔に寄り切られ、痛恨の3敗目。連勝は再び3でストップし、勝ち越しはお預けとなった。

　勝ち越しを果たした東前頭6枚目・隆の勝は、東前頭15枚目・阿武剋と激突。はたき込みで勝利し、1敗をキープした。

　このほか2敗勢の西前頭16枚目・尊富士は西前頭11枚目・明生を押し倒して勝ち越しを決めた。西前頭10枚目・宝富士は西前頭7枚目・御嶽海に押し出され、勝ち越しはお預けとなった。

　また優勝経験のある平幕勢、阿炎は西前頭筆頭・平戸海を肩透かしで下し、勝ち越しを決めた。若隆景は東前頭筆頭・王鵬に突き落とされたが、物言いがつき取り直しに。送り出しで勝利し、勝ち越しに王手をかけた。

　10日目の取組を終え、1敗で首位を走るのは琴桜、豊昇龍、隆の勝の3人。2敗勢は尊富士、阿炎の2人となった。