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初のW杯切符へ望み!日本の同組インドネシアがサウジ撃破 最終予選初勝利で最下位から暫定3位浮上

スポニチアネックス / 2024年11月19日 23時11分

<インドネシア・サウジアラビア>ゴールを決め喜ぶフェルディナン(左から2人目)らインドネシア代表イレブン(AP)

 ◇26年W杯北中米大会アジア最終予選C組第6戦 インドネシア2―0サウジアラビア(2024年11月19日 ジャカルタ)

 サッカーの26年W杯北中米大会アジア最終予選第6戦が19日、各地で行われ、日本と同じC組のインドネシア代表(FIFAランク130位)が本拠でサウジアラビア代表(同59位)に2―0と快勝。イングランド2部オックスフォード・ユナイテッドに所属するFWマルセリーノ・フェルディナン(20)が先制点を含め2得点の大活躍。同予選初勝利を飾り、1勝3分け2敗。暫定ながら2位オーストラリアとも勝ち点6で並び、得失点差や得点数の影響によりサウジアラビアを抜いて3位に浮上した。

 5試合を終え最下位に転落したインドネシアは今節、本拠で3位サウジアラビアと対戦。15日の日本戦に続き熱狂的サポーターから声援を受けると、開始8分に決定機。FWストライクが味方のスルーパスに反応。DFラインの裏へ抜け出し相手GKと1対1となったが決めきれず。本拠サポーターも頭を抱えた。

 それでも前半32分、カウンターからFWオラトマングンが左サイドを突破。中央へグラウンダークロスを入れると、エリア内でFWフェルディナンがキックフェイントを1度入れた後に右足一閃。鮮やかにゴールネットを揺らし先制。スタンドの盛り上がりは最高潮となった。

 前半アディショナルタイムには右サイドからのロングボールからエリア内に走り込んだDFフェルドンクが左足ダイレクトボレー。高難度の技術で相手ゴールを脅かしたが、ボールはわずかに枠の右へと外れた。

 勢いに乗るチームは後半12分に追加点。FWフェルディナンが右からのクロスを右足で合わせ相手にシュートブロックされるも、そのこぼれ球に自ら反応。飛び出してきたGKをあざ笑うかのようなチップキックでボールを浮かせて2点目。期待の若手が躍動し、待望の同予選初白星。

 6度のW杯出場経験のある“格上”を本拠で撃破し、スタジアムは優勝したかのようなお祭り騒ぎ。同予選1勝3分け2敗とし、暫定ながらオーストラリア、サウジアラビア、中国と同じ勝ち点6でと並び得失点差や得点数の影響により最下位脱出。中国やサウジアラビアらを抜いて暫定3位に浮上。悲願のW杯初出場へ望みをつなげた。

 ▽2026年W杯北中米3カ国大会アジア最終予選 18チームが3組(A~C)に分かれ、各組2位までが出場権を獲得。3、4位はプレーオフに回る。プレーオフでは6チームが2組に分かれ、各組1位が出場権を獲得。各組2位同士で9位決定戦を行い、勝者が大陸間プレーオフに進む。最大9チームが出場権を得る。

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