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THE ALFEE 41年ぶり紅白「初出場も同然です」 復活組が昨年の2倍以上!「幅広い世代」が狙い

スポニチアネックス / 2024年11月20日 5時3分

THE ALFEEの(左から)桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦

 大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)の出場歌手が19日、発表された。出場歌手は企画枠を入れて42組で初出場は紅組3、白組7の計10組。今年デビュー50周年の3人組バンド「THE ALFEE」が41年ぶり2度目の出場を果たす。また、King&Princeとして出場経験のある「Number_i」は新たな形で“返り咲き”。「どれだけぶちかませるか」と意気込んだ。

 デビュー50周年の今年も精力的に活動するTHE ALFEE。「50周年の締めくくりとして大きな勲章になりました!」と出場決定を喜んだ。

 初出場は年号が昭和だった1983年。フォークからロック路線に移り変わった頃で、待望のヒット曲となった「メリーアン」を披露。当時の高見沢俊彦(70)は黒髪姿、坂崎幸之助(70)はアフロにサングラスという現在からは想像もつかないルックス。桜井賢(69)はスーツではなくノースリーブのジャケット姿だった。

 NHKによると、41年ぶりの出場は過去最長のブランク。本紙の調べでは、2022年に出場した安全地帯の37年ぶりを更新した。3人は「41年ぶり2回目ということは初出場も同然です」としながら「50年物のバンドの勇姿をお見せできれば」と意気込んだ。

 来年に「放送100年」を控える中での紅白。フレッシュな初出場組だけでなく、復活組の“懐かしさ”も混在。その数は32年ぶりのイルカ(73)、27年ぶりの南こうせつ(75)ら11組。昨年の5組に比べると2倍以上となった。制作統括の大塚信広氏は「幅広い世代に楽しんでもらえる紅白を目指したい」と説明した。昨年は平均世帯視聴率が第2部で31・9%、第1部で29・0%(ともに関東地区、ビデオリサーチ調べ)。2部制になった89年以降、歴代最低を記録。同局関係者は「特にテレビを中心に見る中高年にアピールしたかった」と語る。

 そうそうたる顔触れが並んだ復活組の象徴となるTHE ALFEE。これまでに2933回のライブを重ねてきた。音楽関係者は「ファン層の中心は50~60代だが、ライブバンドとしての確かな実力に魅了された若年層も増えている」と語る。令和のJ―POPにない「分かりやすさ」などが改めて評価される80年代音楽。百戦錬磨の古豪はNHKホールでどんな演奏や歌唱を披露するのか。大きな注目を集めそうだ。

《イルカ 歴代3位32年ぶり》 イルカは32年ぶり2度目の出場。14年に出場したサザンオールスターズの31年ぶりを上回り、THE ALFEE、安全地帯に続く歴代3位のブランクの長さとなる。ほかにGLAYは25年ぶり4度目の出場となる。

《Perfumeら名前なし》 昨年の紅白に出場したメンバーで、この日の発表に名前がなかったのは紅組ではPerfume、NiziUら。Perfumeは昨年、女性グループ最長タイの16年連続出場を果たしたが、記録が途切れた。白組ではゆず、鈴木雅之、Official髭男dismらがリストから漏れた。

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