【虎番リポート】悩む森木に石井が“助け舟” いつか見たい「大智」リレー 秋季C初日にキャッチボール
スポニチアネックス / 2024年11月20日 5時17分
阪神秋季キャンプ初日の今月1日。石井と森木というキャッチボールの組み合わせに「珍しいな」と感じた。主戦場が甲子園と鳴尾浜に分かれ、今季ほとんど関わりのなかった2人。どのような経緯だったのか森木に聞くと、うれしそうに答えてくれた。「ペアの相手がいなくて困っていたら、(石井)大智さんが“相手いるの?”と声をかけてくださったんです」。しかし、6歳上の右腕が声をかけた理由は“相手探し”だけではなかった。石井が明かす。
「(21年のドラフト)1位で入団して、あれだけのポテンシャルを持っているのに凄くもったいない。自分も経験がまだまだ足りないけど、技術の引き出しの一つとして何か提供できたら」
悩める後輩に助け舟を出したかった。森木は昨年以降、投球フォームの変更を機に制球難に陥った。今季のウエスタン・リーグでは20回2/3を投げて防御率11・32。投球回を上回る27四球と乱調が続き、来季から育成契約となった。自他ともに認める“筋肉好き”の森木は、体の知識は豊富。しかし、その知識を投球の向上につなげられずにいる姿が、もどかしかった。
「知識も大事だけど、それだけではいけない。インとアウト(コース)、高さも投げ分けてカウントを取りたい時に取る。マウンドでの基本をクリアしないと、相手を抑えるための思考にはたどり着けない」
石井も先輩との練習で飛躍のきっかけをつかんだ。1年目から1軍で活躍していたが、2年目の22年に岩崎とのキャッチボールで衝撃を受けた。「構え方から違う。中腰の状態の岩崎さんにどれだけ強い球を投げられるか、それがとても難しかった」。相手が腰を落とさず構える通常のキャッチボールと違い、体の使い方が正しくないと強く投げられない。練習から投げ方を見直し、勝ちパターンを担うまで成長した。
この日の鳴尾浜でも、入念にフォームを確認しながらキャッチボールに励む森木の姿があった。くしくも、2人の名前は同じ「大智」。石井を兄貴と呼んで慕う森木が先発してバトンをつなぐ、「大智リレー」を見てみたい。(杉原 瑠夏)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
阪神・下村 V奪回最後のピースになる 今年4月右肘手術 来季終盤復帰誓う
スポニチアネックス / 2024年11月20日 5時17分
-
【阪神】2022年のドラ1右腕・森木大智と育成契約 投球フォーム見直し出直し誓う
東スポWEB / 2024年11月18日 17時24分
-
【内田雅也の追球】「プロとは何か」の基本
スポニチアネックス / 2024年11月14日 8時1分
-
阪神・村上“逆襲フォーム”で51球!手応え十分の投げ納め 「いい力感で直球を投げることができた」
スポニチアネックス / 2024年11月11日 5時17分
-
秋季Cスタートの岸田オリックス 投手陣のキーワードは「自分のリズムじゃないリズムで投げること」
スポニチアネックス / 2024年11月6日 5時47分
ランキング
-
1森保ジャパン8大会連続のW杯出場に王手 小川の2発などで完全アウェーの中国戦に3―1勝利 総力戦で臨んだ森保監督「みんなのエネルギーで勝てた」
スポーツ報知 / 2024年11月19日 22時59分
-
2異様な光景… W杯アジア予選で中国サポが日本国歌にブーイング ネット「さすがにどうかと」
スポニチアネックス / 2024年11月19日 21時10分
-
3森保監督が中国サポの妨害に苦言「やめていただければ」 国歌にブーイング、選手にレーザー照射
FOOTBALL ZONE / 2024年11月20日 0時0分
-
4日本のC組サウジ敗戦で2位争いさらに大混戦 インドネシア勝利にネット騒然「大金星」「歴史的快挙」
スポニチアネックス / 2024年11月19日 23時41分
-
5サッカー日本戦に中国サポ乱入、大ブーイング…中国からも批判相次ぐ「何の意味がある」「迷惑な人」
THE ANSWER / 2024年11月19日 23時7分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください