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侍 21日スーパーR初戦相手の米国は大谷ゆかりの首脳&選手ズラリ…「侍魂熟知」の難敵倒す

スポニチアネックス / 2024年11月20日 5時3分

エベル・コーチ(左)と談笑するソーシア監督(撮影・白鳥 佳樹)

 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で大会連覇を目指す侍ジャパンは19日、台湾から帰国した。5戦全勝で1次ラウンドB組を1位で突破し、21日に東京ドームで開幕するスーパーラウンドの初戦の相手はA組2位で、世界一を奪還した昨春WBCでは決勝で戦った米国。ドジャース・大谷翔平投手(30)と縁の深い首脳陣や選手が多数在籍し、「侍スピリット」や日本野球を知る強敵だ。

 11月でも20度を超える台湾とは10度の寒暖差。空路で3時間半の移動を終え、日本の冷たい空気に井端監督の頭もさえる。「気の抜ける試合は一つもない。最後の力を振り絞っていきたい」。4チーム総当たりで大会連覇に向けた勝負のステージとなるスーパーラウンドも一丸で戦う。

 21日の初戦は米国戦。自身がコーチで参加した21年の東京五輪、そして昨年のWBCでも決勝で激闘を演じ勝利した相手だ。日本野球にとって常に目標で、超えなくてはいけない相手。さらに今回の米国代表には大谷が米球界に根付かせた「侍スピリット」を知るメンバーがそろう。

 監督は大谷のメジャー1年目だった18年にエンゼルスで指揮官だったマイク・ソーシア氏。東京五輪でも指揮を執った名将は決勝で敗れた雪辱を期す。さらに三塁コーチはド軍でも同職を務めるディノ・イーベル氏。ベンチコーチはド軍でGM特別補佐を務めるロン・レネキー氏と、現在の大谷のチーム関係者がそろっているのだ。

 日本は1次ラウンド5試合で2本塁打ながら積極的な走塁も絡めるなど36得点。井端監督は「スーパーラウンドも変わらず点を取るしかない」と見据える。17日のキューバ戦では同点の8回に代走の切り札・五十幡を投入して犠飛で決勝点をもぎ取るなど走塁は大きな武器だ。イーベル氏は大谷のエ軍時代も三塁コーチでレネキー氏は今春キャンプで大谷に走塁指導。今回の米国代表はA組トップの14盗塁をマークし、日本のお株を奪う「スモールベースボール」が特徴だ。両氏は大谷のように先の塁を果敢に狙う日本の走塁姿勢を熟知。侍ジャパンの走塁を封じる戦略を練るのは確実だ。

 捕手オキーはエ軍時代に大谷とバッテリーを組み、日本投手の特徴も熟知する。メジャー通算90勝で44歳左腕ヒルは18年の開幕直前のオープン戦で大谷が初めてヒールダウン打法(すり足打法)を披露した難敵。メジャー通算15勝の右腕トゥーサントもエ軍時代の同僚で、日本野球へのリスペクトを胸に全力でぶつかってくる。

 東京五輪、WBC両方で米国との決勝を経験している源田も「能力が高い選手が多い。勝つだけです」と誓う。まずは大谷と日本野球を知る男たちを倒し、頂点への歩を進める。(神田 佑)

 ≪侍ジャパン プロが参加して以降の国際大会では米国に6勝7敗≫侍ジャパンはプロが参加して以降の国際大会で米国に6勝7敗。06年WBCではデービッドソン審判による「世紀の誤審」で黒星を喫し、08年北京五輪では2敗してメダルを逃した。09年WBCでは準決勝で勝利し、21年東京五輪は決勝で2―0勝利。23年WBC決勝は1点リードの9回に大谷(当時エンゼルス)がリリーフ登板し、同僚の2番トラウトを空振り三振に仕留めて世界一を達成した。ちなみにプレミア12では過去1勝1敗。

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