オリックス、今オフ構想外の村西と育成契約 350万円ダウンの1050万円「残してもらえてありがたい」

育成契約で契約更改し、会見するオリックス・村西　（撮影・後藤　大輝）

　オリックスは20日、村西良太投手（27）と新たに来季の育成選手契約を結んだことを発表した。

　10月に戦力外通告を受けていたが、この日に大阪・舞洲の球団施設で契約を更改し、350万円ダウンの1050万円でサインした（金額はいずれも推定）。背番号は「122」となる。

　今季は1登板のみにとどまった村西は「結果を出さなきゃいけなかったところで出せなかったので、戦力外の覚悟もしていた。その中で、育成契約で残してもらえてありがたい」と球団に感謝した。昨年からアンダースローに取り組んできたが、「そのままやっていても、気持ちがすっきりしないと思って」と、9月頃から従来のサイドスローに。

　フェニックス・リーグでの登板が首脳陣の目に留まり、高知・秋季キャンプには育成の日本人選手で唯一参加した。「期待に応えないといけないし、来年は勝負なので。とにかくやるしかない」。オフは西武・平井らとの自主トレを予定。支配下復帰へ、覚悟を持って臨む。