1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

佐々木八段が羽生九段に勝利も両者陥落 佐々木「また挑決リーグ入りを目指して」

スポニチアネックス / 2024年11月20日 16時47分

現会館最後の王将戦最終一斉対局が大広間で始まった(撮影・我満 晴朗)

 将棋のALSOK第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は20日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグの最終一斉対局が行われ、先手の佐々木勇気八段(30)が後手の羽生善治九段(54)に勝利した。リーグ成績はともに1勝5敗で、両者ともにリーグ陥落となった。

 佐々木は穴熊の持久戦で羽生の四間飛車を迎え撃ち、安定感のある将棋で本局を制した。97手目の▲7五歩から攻めの筋に入り、101手目▲5二角で勝ちになったと振り返る佐々木。今期の挑戦者決定リーグを振り返り、「厳しい戦いでしたが、負けても次がある。勉強になった6局でした」と話す。来期は二次予選からの挑戦となり「また挑決リーグ入りを目指して頑張りたい」と力を込めた。

 羽生は2019年12月、朝日杯将棋オープン戦二次予選の屋敷伸之九段戦以来、約5年ぶりに四間飛車を選択。「序盤の数手で飛車を振ろうか考えていた。この形をやってみたかったのでやってみましたが、模様の取り方が難しく…少しずつ悪くなってしまった」と語った。79手目に▲2四とと指されたところで「ここから悪くなったかな」と話した。羽生が「今期は色々ミスがあり、反省材料の多いリーグだった。来期はまた新たな気持ちで臨めたら」と意気込んだ。

 残る一斉対局のカードは以下の通り。

 ▲永瀬拓矢九段(32)【4勝1敗】―△近藤誠也七段(28)【3勝2敗】

 △広瀬章人九段(37)【3勝2敗】―▲西田拓也五段(33)【4勝1敗】※千日手のため先後入れ替えて指し直し

 前期挑戦者の菅井竜也八段(32)は3勝3敗でリーグすでにリーグ終了。

 今期の挑戦者争いは永瀬、西田、近藤の3人に絞られている。20日の結果では以下の可能性がある。

 (1)永瀬○、西田●→永瀬が5勝1敗で4期ぶり2度目の挑戦

 (2)永瀬●、西田○→西田が5勝1敗で初挑戦

 (3)永瀬○、西田○→5勝1敗同士となり、25日にプレーオフ

 (4)永瀬●、西田●→4勝2敗同士の永瀬―近藤で25日にプレーオフ

 (4)の場合、広瀬と西田は4勝2敗で首位に並ぶが、ともにリーグ序列5位のためプレーオフには出場できない(序列は永瀬3位、近藤4位)。

 来期のリーグ残留は西田、永瀬の2人だけ。羽生と佐々木は降格が決まっている。残留枠は残り2。菅井、近藤、広瀬のうち一人が陥落することになる。

       

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください