アメフト慶大 74年ぶりの甲子園ボウル出場へ、絶対王者を倒す 石塚主将「ワクワクが大きい」
スポニチアネックス / 2024年11月20日 18時38分
全日本大学アメリカンフットボール選手権に出場する慶大(関東3位)が20日、オンライン取材に応じ、関学大(関西2位)と激突する準々決勝(23日、神戸ユニバー競技場)へ向け、前田晃監督、石塚大揮主将、WR黒澤世吾(4年)が意気込みを語った。
リーグ最終節で勝ち取った全国切符。初戦の相手が甲子園ボウル6連覇中の「絶対王者」でも、石塚に気後れはない。「ワクワクが大きい。自分たちのスローガンである、PRIDEが重要になってくると思う。関学大は確かに全てのプレーヤーがハイレベルだけど、同じ学生である以上、全力を出し切れば…」
いきなり早大に敗れ、スタートした24年シーズン。そのまま中下位に沈む例年の軌跡をたどらず、2戦目で明大、3戦目で立教大の上位校を撃破して、波に乗った。「春9試合、夏合宿でも7試合を消化して、チーム全体の経験値が上がったのが大きい」とは前田監督。6戦目で東大に痛恨の黒星を喫し、最後は立教大の結果次第まで追い込まれたものの、諦めない姿勢が次のステージへつながった。
昨年までDLと兼任し、攻守で出場していた石塚は今季OLに専念。「最初は、こんなに試合って疲れないものなんだと思った」と二刀流の苦労を笑顔で口にする。慶応高アメフト部では、プロ野球のドラフト会議でも注目された清原正吾とチームメイト。「高校3年間、一緒にやった仲だし、動向は気にしていた」という。
栄えある甲子園ボウル第1回出場校(相手は同大)も、4度目の出場となった第5回大会(1950年)を最後に聖地の土を踏んでいない。「関学大というより、慶大のゲームプランをしっかりやりきりたい」と石塚主将。アウェーの地で、ジャイアントキリングを起こす準備は静かに整えている。
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