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早田ひな 102日ぶり復帰戦で敗れるも「120点」 石田コーチとのタッグ解消は「金メダルを獲るため」

スポニチアネックス / 2024年11月20日 20時20分

女子シングルス1回戦に臨む早田

 ◇卓球WTTファイナルズ第1日(2024年11月20日 福岡・北九州市立総合体育館)

 女子シングルス1回戦で世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)は同17位のベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)と対戦し、1―3で敗れた。早田が試合に出場するのは、今年8月10日のパリ五輪女子団体決勝・中国戦以来、102日ぶりとなった。

 地元・福岡での大会となり、左手首付近にテーピングを巻いて登場。第1ゲームは開始から4ポイントを連取され、その後に追いつきながらも10―12で落とす。第2ゲームは7―11。第3ゲームは11―6で制しながら、第4ゲームを6―11で落として敗れた。

 「練習してきたこと、五輪が終わってやってきたことは試合で出せたとかなと。今日は実力としての負けだった。1ゲーム取れたのもうれしかったし、120点ぐらいかな」

 五輪では大会中に左手首付近を負傷しながらも、シングルス銅メダル、そして団体銀メダルを獲得した。五輪後の復帰戦として臨んだ10月のアジア選手権では、優勝した団体は出場なし。シングルスに臨む予定だったが、初戦を前にケガを再発させて欠場した。

 10月下旬から練習を少しずつ再開させ、久しぶりに立った公式戦の舞台。五輪後には、中3から10年間にわたって一緒に歩んできた石田大輔・専属コーチが退任した。その理由を試合後に明かした。

 「10年間見てもらって、必然的に頼っていた部分があった。自立じゃないけど、自分の力で乗り越えていって、自分でいろんなものと向き合って、超えていくというところも含めて。自分の殻を破っていくため、自分を進化させるため。4年後、ベンチコーチに入ってもらっていても、戦うのは最後、1人なので。(五輪で)金を獲るためというのも含めて、自分自身で全てのことを乗り越えていけるようになっていきたいなというのがあった」

 今後の試合出場などは未定ながら、ロス五輪での頂点を大きな目標に掲げ、より自分と向き合って進んでいく。

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