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藤井王将への挑戦懸け…永瀬九段VS西田五段がプレーオフへ 25日対局

スポニチアネックス / 2024年11月20日 20時42分

<ALSOK杯第74期王将戦挑戦者決定リーグ戦>感想戦に臨む永瀬九段(左)と近藤七段(撮影・河野 光希)

 将棋の第74期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)で藤井聡太王将(22)=竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖含む7冠=の対戦相手を決める挑戦者決定リーグは20日、東京・将棋会館で一斉対局を行った。

 永瀬拓矢九段(32)が近藤誠也七段(28)に、西田拓也五段(33)が広瀬章人九段(37)にそれぞれ勝利。永瀬と西田が5勝1敗で並び、プレーオフ(25日)が決まった。

 永瀬―近藤戦は、角換わり腰掛け銀の複雑な序盤戦を経て永瀬が制した。一局を通じ永瀬は「序盤から仕掛けましたが、中盤は自信ないところもありました。そこを精査したい」と振り返る。プレーオフについては「どういう結果になるか分かりませんが頑張りたい」と語った。

 西田―広瀬戦は千日手指し直しの末、西田の四間飛車からの“西田ワールド”全開の攻め将棋を展開し勝利。「(指し直し局は)経験を元に勢いよく指した。どんどん攻めるしかないと思いました」と話した。今期リーグについては「まさかそんな成績が取れるとは。自分の将棋がトップの方にかみ合った結果。実力が付いた感じはありませんが、全体的に良い内容の将棋が指せた」とし、「(プレーオフは)日程の間隔も近い。体調に気を付けて一生懸命頑張りたい」と意気込んだ。

 王将戦挑決リーグ結果は以下の通り。

 ・5勝1敗…永瀬、西田→25日にプレーオフ

 ・3勝3敗…菅井、近藤、広瀬→菅井、近藤が残留、広瀬が陥落

 ・1勝5敗 羽生、佐々木→ともにリーグ陥落

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