阪神・井上 “日本一の主砲”から学ぶ「技術も凄いが、考え方がはっきりしている」来年1月に牧と自主トレ

契約更改交渉後の会見を終え、笑顔で退出する阪神・井上（撮影・大森　寛明）

　来季、高卒6年目を迎える阪神・井上が260万円増の1100万円でサインした。自己最多の23試合に出場し、8月28日DeNA戦で東から放ったプロ1号を含む3本塁打と飛躍。後半戦は主に左投手先発時のスタメン左翼を託された若虎が、25年の目標に「2桁本塁打」と「1軍完走」を掲げた。

　「2桁ホームランを目指しているので、頭（開幕）からずっと出られないと打てない。狙っていけるように、やっていきたい」

　来年1月は昨オフに続いてDeNA・牧と自主トレを行う。「（牧は）技術も凄いが、考え方がはっきりしている。シーズン中、自分に必要なところ」。心酔する“日本一の主砲”から学びを得て、定位置取りを期す。