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城島健司CBO 初仕事はFA宣言の甲斐の引き留め?「必要ならあるかも」一方で後輩の立場も尊重

スポニチアネックス / 2024年11月21日 16時48分

<ソフトバンク城島CBO就任会見>抱負を語る城島CBO(撮影・岡田 丈靖)

 25年1月からソフトバンクの「チーフ・ベースボール・オフィサー」に就任する城島健司氏(48)が21日、福岡市内で就任会見を行った。

 新たな役職名は、チーフベースボールオフィサー兼会長付特別アドバイザーとさらに長くなり、コーディネーター職の統括と1軍監督である小久保監督のアドバイザー、球団運営の参画などを行う。

 会見に同席した三笠杉彦取締役GM(球団統括本部長)は城島氏の役割について「来年から球団に完全にコミットしてもらって、小久保監督、フロントとともにチームの強化。小久保監督は1軍のリーグ連覇、日本一に向かって1軍中心にご活躍いただくんですが、城島CBOは小久保監督をサポートしつつ、球団全体1軍から4軍、フロントスタッフも含めて同じ方向を向いて活動していく。長く、強いホークスをつくっていくということをミッションとしてご活躍いただきたい」と期待した。

 城島氏は「なんか横文字の長いやつでいっぱいになりましたけど。毎年役職が変わっていって、(役職名が)長いですよね」と笑いを取りつつ「CBO、名の通り最高野球責任者に就任するにあたって、三笠さんから話をいただいた時に小久保監督の協力がないとできないということで、まず小久保さんにシーズン中に話をさせていただきました。“じゃあ、やろう”と意見も一致しました。よくシーズン中も話をしていますので、小久保監督の考え方も凄く理解している。我々の組織は120人の選手を抱えている。3軍、4軍制もより早く取り入れてきた。その代わり、トライ&エラーでいっぱいトライして、いっぱいミスして我々がこの組織をつくり上げていたと思っています。そういう意味では小久保さんも新しいことにチャレンジされていますし、現場だけでなく、現場がいいことをやっているんだからフロントがしっかりそれを理解して、未来の人につなげていくのが僕の仕事だと思っています。一番大事なのは王貞治(球団会長)という素晴らしい人物を我々の組織は一緒に仕事をしている。世界的に見ても1人の人間が軸として30年以上携わっている球団はそうないと思っています。その方がつくり上げてきたホークス、福岡の街の方、メディアを通してもファンの方達にしっかりホークスを知ってもらうのも僕らの役目だと思っているので、未来のフロントマンにつなげていけるように仕事をしていきたいと思い就任しました」と言葉に力を込め、あいさつを行った。

 年明けの初仕事はFA宣言した甲斐拓也の引き留めかと問われると「そこは何も。報告は受けていますけど。僕は契約は1月1日から。それ以降に必要ならその仕事もあるかもしれませんね」と話した。

 また、甲斐のFA宣言については「野球人の先輩でありますから。1軍で頑張ってきた証であり権利。FAを取得したことがおめでたいこと。その権利を使うか、使わないかは本人が決めることですから。彼は功労者ですから。チームの人間としては残ってほしいですけど、野球人ですから。僕が残ってというなら残ってといいますけど。家族もいますから。しっかり決めてほしいなと思います」と球界の先輩として後輩の立場を尊重しつつ、チームの人間としては残留してほしい気持ちを示した。

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