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伊藤美誠の悲痛な叫び「周りから下がったと思われるのは辛い」 大藤沙月にリベンジならず涙の1回戦敗退

スポニチアネックス / 2024年11月21日 20時7分

試合後に取材に応じる伊藤美誠

 ◇卓球WTTファイナルズ第2日(2024年11月21日 北九州市立総合体育館)

 女子シングルス1回戦で世界ランキング10位の伊藤美誠(スターツ)は同8位の大藤沙月(ミキハウス)と対戦し、1―3で敗れて初戦敗退となった。

 第1ゲームを13―11で先取し、第2ゲームは10―12で競り負ける。第3ゲームは5―11。第4ゲームは終盤までリードしながら、11―13で競り負けた。

 過去、大藤との対戦成績は3勝1敗。今年10月のWTTチャンピオンズ・モンペリエの準々決勝で初黒星を喫した。

 試合後は涙を流し「周りから下がったと思われるのは辛い。もっともっと頑張りたい」と語った。

 「結果だけを見て、同士打ちでも負けるようになったなと思われるのがすごく悔しくて。試合を見てくれる方からすれば“動けているな”と思う方もいると思うけど、やっぱり結果が全てになってしまうので。そこは結果でばん回したい気持ちがすごくある」

 伊藤はリオ大会から2大会連続で五輪に出場し、21年の東京大会では3種目で金、銀、銅のメダルを獲得。だが、パリ五輪では選考レースの末に代表の座を逃した。悔しさを味わう一方、次なる目標として「世界ランキング1位」が芽生え「過酷で難しいけど、五輪とは違って積み重ねたもの(結果)がそうなる。それができたらいいな」と話していた。

 その後は積極的に海外ツアーに参戦。世界ランキング10位でトップランカーが集う今大会を迎えた。今後に向けては「世界選手権のシングルスでメダルを獲ったことがないので、メダルを獲りたいというのが一番大きな今の目標」と語った。続けて「もちろん海外の選手に勝つことも大事だけど、何回もやっている同士打ちの選手に勝つことがすごく自信になる。同士打ちに勝っていきたい」と抱負を口にした。

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