アマ10冠の今永虎雅がライト級アジア最強! 斉藤陽二との流血戦制し500万円獲得 賞金の使い道は…
スポニチアネックス / 2024年11月21日 21時22分
◇プロボクシングライト級8回戦 今永虎雅(大橋)《○判定●》斉藤陽二(角海老宝石)(2024年11月21日 東京・後楽園ホール)
優勝賞金500万円が懸かるアジア最強ライト級トーナメント決勝は日本同級6位・今永虎雅(25=大橋)が日本同級4位・斉藤陽二(29=角海老宝石)を3―0(78―73、79―72、80―71)の大差判定で下し頂点に輝いた。
左構えの今永は開始からプレッシャーをかける斉藤に対し、切れ味抜群の右ジャブを飛ばしながら、強烈な右フックを何発もヒット。2回には右フックをもらい続けた斉藤が左耳裏をカット。今永がパンチを放つごとに血しぶきが飛んだが、お構いなしに強烈な右を浴びせ続けた。
3回には右フックでダウンを奪うなど、パワー自慢の相手に技術を見せ最後まで主導権を渡さず完勝。3連続KO勝利は逃したがトーナメントを勝ち抜いたアマ10冠は「めちゃくちゃホッとしている。初めてパンチまともに何発かもらったが、これを経験できて成長できた」と大粒の汗を拭った。
優勝賞金500万円の使い道は「アメリカでのスパーリング合宿に使う予定でしたが、その費用は大橋会長が出してくれるとことだったので…」とスピーチするとリングサイドから見守った大橋会長は右手を横に振りながら「出さないよ」と拒否。
これには困惑気味の今永だったが「今日の勝ち方次第でもっと自分の自信になると思ったがまだまだ実力不足だと分かった。早くタイトルに挑戦できるように頑張りたい」と“アジア最強証明”にも慢心せず、さらなる飛躍を誓った。
敗れた斉藤は最後まで前に出続けたが逆転のKO奪えず。9月に誕生した第一子の長女・柚愛ちゃんにパパ初勝利は届けられなかった。
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