壮絶!5度のダウンの奪い合い 宇津木秀が保田克也との激戦制しアジア2冠王者に 来年の世界挑戦視野も…
スポニチアネックス / 2024年11月21日 23時5分
◇プロボクシングWBOアジア・パシフィック&東洋太平洋ライト級王座統一戦 宇津木秀(ワタナベ)<TKO6回2分47秒>保田克也(大橋)(2024年11月21日 東京・後楽園ホール)
東洋太平洋同級王者・宇津木秀(30=ワタナベ)が5度のダウンの奪い合いとなったWBO-AP同級王者・保田克也(32=大橋)との激戦を制し、アジア2冠王者に輝いた。
壮絶な打ち合いを制した。4回右ショートでダウンを奪った宇津木だったが、直後に保田の右を被弾しダウン。ふらふらになりながらクリンチで逃れることに成功した。
5回にも2度目のダウンを喫し2度倒された宇津木だったが、6回には2度のダウンを奪って、最後まで攻めの姿勢を貫き「ダウンを最初にとって気が緩んでしまったのが反省。ただ強い保田選手に勝てたことが何よりうれしい」と笑みを広げた。
WBO6位の保田に勝利したことで今後の世界ランキング入りは確実。来年の世界挑戦にも意欲を示しながら「まだまだこのままでは世界にはいけない。自分に厳しく、強くなってまた戻ってきたい」と気を引き締めた。
一方の4度目の防衛戦に失敗した保田は「ストップは致し方ない。僕の体力負けです」と淡々と振り返った。大橋会長は「相手の宇津木選手も気持ちが強い選手だった。年間最高試合だった」と評価した上でダウンを奪い合った4回について「保田のダメージが1だとしたら、向こうは10。勝たなければいけない試合だった」と厳しい評価も。
悔しさもにじませた保田だったが「実力は100%出し切った。精いっぱい練習してきたので悔いはない。もう少し考えたい」と今後について話した。
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