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「光る君へ」倫子なぜ?まひろに道長「栄花物語」執筆依頼 ネット戦慄「点と点が…」「筆跡を…」

スポニチアネックス / 2024年11月22日 7時2分

大河ドラマ「光る君へ」第44話。藤原道長の「望月の歌」に、源倫子(黒木華)の胸中は…(C)NHK

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月17日、第44話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。

 第44話は「望月の夜」。長和5年(1016年)、藤原公任(町田啓太)は藤原道長(柄本佑)の権力集中を懸念し、左大臣を辞めるよう忠告。道長はまひろ(吉高由里子)に摂政と左大臣を辞めると相談。そこへ源倫子(黒木華)が現れた。

 倫子「お二人で何を話されていますの?」

 道長「政の話だ」

 倫子「政の話を、藤式部にはなさるのね」

 道長「皇太后様のお考えを知っておかねば、すんなりとは政はできない」

 倫子「そうでございますわよね。藤式部が男であれば、あなたの片腕になりましたでしょうに。残念でしたわ」

 道長「そうだな」

 まひろ「畏れ多いことにございます」

 道長は立ち去る。

 倫子「藤式部に、頼みがあって来たの」「殿のことを書いてくれないかしら」「清少納言が『枕草子』を残したように、我が殿の華やかなご生涯を、書物にして残したいのよ。やってくれるかしら?今すぐに答えなくてよろしくてよ。考えてみて」

 倫子が依頼したのは歴史物語「栄花物語」か。正編30巻(全40巻)の作者は赤染衛門説が有力ともされる。次回予告には、赤染衛門(凰稀かなめ)の「私に書け、と」の台詞があった。

 SNS上には「倫子が最初にまひろに頼んだという設定は面白い」「藤式部と道長の密会に倫子が現れ、ついに関係が露見して修羅場になると思いきや、道長の伝記の執筆を依頼するという斜め上の展開。現代なら、正妻が愛人兼作家に対し、社長の伝記を依頼するようなもの。もはや夫婦などという関係を超越し、家業の主宰者になっている。怖い」「まひろ視点で道長のことを執筆すると、余計に点と点が線でつながってしまいそうだけどwうまいこと仕掛ける倫子様が凄い」「倫子様、絶対、まひろの筆跡を確認しに来たよね」「まひろの筆跡を確認するつもりでは?あの文を見てから、どれくらいの年月が経ったことか」「ゾッとするけど(倫子が)『源氏物語』の初版を読んで、既にまひろの筆跡は知っていると思うけどなぁ」などの声が上がった。

 “まひろの筆跡”とは第13話(3月31日)、まひろと4年ぶりに再会した倫子が突然、文を取り出し「これ、殿の部屋で見つけたのだけれど。大切そうに文箱の中に隠してあったの。これ、女の文字ですよね?」などと問い掛けたシーン。それは、まひろが道長に宛てた漢詩だった。「殿、私には文を1通も下さらず、いきなり庚申待の夜に訪ねて見えたの。突然。でも、漢詩ですから。やはり殿御から、ということにしておきますわ」――。

 倫子が“敢えて”まひろに「栄花物語」の執筆を依頼した理由は何だったのか。

 次回は第45話「はばたき」(11月24日)が放送される。

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