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阪神・金村1軍投手コーチ「監督も僕もフラットな感じで見ている」「原石結構いました」

スポニチアネックス / 2024年11月22日 5時19分

秋季キャンプのブルペンで話し込む金村コーチ(右)と藤川監督

 「コーチに聞く」スポニチ秋の風物詩、「コーチに聞く」の第3回は、金村暁1軍投手コーチ(48)。22年まで7年間コーチを務め、藤川球児監督(44)の現役時代にブルペンを担当していた縁もあって、このたびタテジマに復帰を果たした。秋季キャンプで大量発掘した期待の若手を、来春キャンプで全員1軍スタートさせる可能性を示唆した。

 ――3年ぶりに阪神に復帰。前回と比べて印象は?

 「秋季キャンプは若手ばっかりだったので、特に僕が抜けた2年間に入ってきた新戦力というのが、たくさん見られたので楽しかったです」

 ――以前いた時とチームの雰囲気的にはどう違うか。

 「以前と近い部分はある。コーチ陣も若返ったじゃないですか。どっちかというと選手目線で、“一緒にやってこうぜ”というコーチ陣が多いと思うので。今どきで、やっぱりここが重要かなと、僕も2年(阪神から)離れて外から見て感じたこともあるし」

 ――前回コーチ時代、藤川監督は現役だった。

 「そうです。現役同士もやっているし、コーチと選手でもやっているし、コーチとSA(球団本部付スペシャルアシスタント)でもやっているし」

 ――監督になって印象は変わったか?

 「いや、ちょっと変わるのかなと思ったんですけど、全く変わっていないです。すごく良かったと思います。僕は」

 ――秋季キャンプでは実績組を脅かす原石を探していた。

 「結構、いましたよ。めっちゃ楽しみ。秋季練習の初日を見た時には“大丈夫?”と思ったんです。僕が一緒にやってきたメンバーが伸び悩んでいて、全然良くない。だから“これやばいな。来年大丈夫かな”と思ったんですよ。それで安芸に行って、安心しましたね」

 ――去年は先発や中継ぎのメンバーが固定されていたが、来年はいったん白紙になるイメージか。

 「そういう話を選手にもしました。監督も僕も、フラットな感じで見ている。じゃないと、選手たちのモチベーションが上がらないと思いますし、やっぱり一緒のスタートラインからスタートさせるっていうのが大事かなと」

 ――秋季キャンプで光るものが見えた選手は、来年の春季キャンプで1軍スタートの可能性もあるのか?

 「もちろん。それを探しに(秋季キャンプに)行ったんですから。その方が、(若手の)みんな、目の色変えるじゃん。ベテランは(2月)中旬ぐらいに合流させるぐらいな感じ。(藤川)監督の中でも、そういう考えはある」

 ――1軍投手コーチとして意識するところは?

 「やっぱり、監督のため、選手のためなので。勝つことが求められているチームだし、そのための戦力を一人でも多くつくり上げたいという、その一心ですよ」

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