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侍ジャパン「ここぞの小園」7打点爆発 “侍バットマン”が派手なアイブラックで米国投手陣粉砕

スポニチアネックス / 2024年11月22日 5時2分

プレミア12<日本・米国>ウイニングボールを手に笑顔でガッツポーズする小園(撮影・木村 揚輔) 

 ◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第1戦 日本9ー1米国(2024年11月21日 東京D)

 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は21日に東京ドームでスーパーラウンドが始まり、大会連覇を目指す侍ジャパンは米国に9―1で大勝した。小園海斗内野手(24)が5回に決勝三塁打を放てば、7、8回には3ランと2ランの2打席連発で計7打点を挙げて大きく貢献した。昨年3月のWBC決勝以来の日米決戦を制し、国際大会25連勝。きょう22日にも決勝進出が決まる。

 アメコミヒーロー「バットマン」を思わせる派手なアイブラック。小園が同シリーズが生まれた米国の投手陣を砕いた。今大会で着用する理由がある。

 「誠也さんに落書きされたやつを型に取ってつくった。こういうので大会が盛り上がればいいかなと思って」

 19年の前回大会で首位打者などタイトルを総なめにしMVPに輝いたカブス・鈴木の広島時代。ペンで落書きされた模様を記念に型を取ったものなのだ。

 広島では今季1年間で2本塁打。同じ2発を1日で決めた。7回1死一、二塁でミルズの直球を右翼席へ国際大会初アーチ。8回2死一塁ではビオーの外角直球も右翼席上段へ運んだ。3ラン&2ランの2打席連発。5回2死一、三塁からの右翼線決勝三塁打を合わせて計3安打7打点の大殊勲だ。1試合7打点はプロが参加した99年以降の国際大会で最多。「もう奇跡。シーズン2本しか打てなくてここで2本…打てて良かった」と笑った。

 名字をもじった「ここぞの小園」とファンに称され、広島ではオフィシャルグッズショップで「ここぞの小園フェイスタオル」が売られている。台湾・桃園空港では同学年の森下が報道陣に囲まれている時に待ちぼうけ。記者に交じって取材するふりをしていた伏兵的な2番打者がアイブラックも相まって注目の的に躍り出た。

 井端野球の心臓。昨年11月に初陣を迎えた井端監督が指揮してきた実戦計17試合で、欠場したのは休養を与えられた今大会18日のドミニカ共和国戦1試合だけだ。今季広島では三塁で118試合、遊撃で24試合で出場し、逆に一試合もなかった二塁起用を決断した。現役時代のコンバート経験から「自分もやったけど難しくないよ」と高い対応力に懸けた。10月末の宮崎合宿から本格的に取り組んだ小園は源田との二遊間に「不思議な感じで守ってますけど、ゲッツーのトスとかも奇跡」とまた笑った。

 スーパーラウンド白星発進で国際大会25連勝。指揮官は「2本のホームランは予想してなかった。100点」と驚き、小園も「自分でもびっくりしてます。ホームラン出てちょっと怖いんで基本忠実にやっていきたい」と引き締めた。また、ここぞの場面で打つためだ。(神田 佑)

 ○…小園(広)が2打席連続本塁打を含む3安打7打点。プロが参加した99年以降の国際大会で日本代表の1試合7打点は井口資仁(ダイエー)が01年IBAFワールドカップ予選リーグのフィリピン戦でマークした6打点を抜く最多。強化試合でも16年オランダ戦の鈴木誠(広)、23年阪神戦の大谷(エンゼルス)の6打点止まり。7打点は小園が初めてだ。また、国際大会の2打席連続本塁打は15年プレミア12のメキシコ戦(3位決定戦)で山田(ヤ)が記録して以来。

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