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侍・高橋宏 「圧巻」4回8K!! メジャースカウト陣も魅了した70球「スピードと感覚はマッチして…」

スポニチアネックス / 2024年11月22日 5時2分

プレミア12<日本・米国>4回、打者のスイングをアピールする高橋宏(撮影・木村 揚輔) 

 ◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第1戦 日本9ー1米国(2024年11月21日 東京D)

 高橋宏が夢を乗せたボールで世界に衝撃を与えた。初回1死で2番・ショーに投げ込んだ3球目の球速表示に場内がざわついた。11月にして今季最速で自己最速タイの158キロ。米国打線から奪三振ショーを演じた。

 「初回から出せる力を出そうと思ってマウンドに上がった。スピードと感覚はマッチして状態は良かった」

 初回の3三振に始まり、2回1死二塁もスプリットで連続三振。4回1死一塁ではマイナー通算5年で114本塁打の4番・ワード、続くウィリアムズから連続三振。4回7安打2失点だった15日韓国戦から中5日。完璧な修正能力を示した。

 被安打2で4回無失点。8奪三振のうち6個を宝刀スプリットで奪うなど、ネット裏のメジャースカウト陣を魅了した70球を自画自賛した。「ストライクゾーンで勝負ができたことは評価していい」。23年WBC決勝は救援で1回2安打無失点。トラウト(エンゼルス)を三振に斬って自信を付け、今度は真っさらな先発マウンドで好投を再現した。

 試合前練習はハンドボールを使いキャッチボール。「ハンドボールの大きさだと体のバランス、タイミングがずれたら指先で投げられない」。入念につくり上げたフォームの安定感が大会中の修正を可能にした。チーム最年少22歳で44歳ヒルと投げ合い、侍を世界一へ乗せる快投だった。

 大会最終日の24日は中2日。「いけと言われたらどこでもいく。余力はあります」と鼻息を荒くした。 (福井 亮太)

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