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中川麦茶の弟・抹茶 インスタフォロワー2万超のONE出身選手と対決 来年は亀田京之介戦を熱望

スポニチアネックス / 2024年11月22日 16時42分

会見した中川抹茶(右)と亀田プロモーター

 ◇プロボクシングフェザー級8回戦 中川抹茶(スパイダー根本)《8回戦》ロッキー・オグデン(オーストラリア)(2024年12月21日 ツインメッセ静岡)

 ボクシングイベント「3150×LUSHBOMU」が22日、都内で会見し、「3150×LUSHBOMU vol.3」の追加カードを発表。元日本ユース初代バンタム級王者で東洋太平洋フェザー級7位の中川抹茶(30=スパイダー根本/16勝6KO2敗2分け)の出場を発表した。

 ノンタイトル同級8回戦でオーストラリア2階級制覇王者ロッキー・オグデン(25/7勝5KO1敗)との対戦が決まった抹茶は「お茶の聖地、静岡で試合できることをうれしく思う。これも何かの縁だと思うし負けられない」と笑顔。日本スーパーバンタム級7位の中川麦茶(35=ミツキ)の弟は、この日「3150×LUSHBOMU」の契約選手となることも発表され、元世界3階級制覇王者でプロモーターの亀田興毅氏は「前回の試合で東洋ランカー相手にいい内容で圧勝していた。伸び盛りでこれからが楽しみな選手。できるだけサポートして、世界まで見据えて頑張ってほしい」と期待した。

 13年10月にデビューした抹茶は、15年度の全日本バンタム級新人王に輝き、17年には日本ユース初代バンタム級王座を獲得した。一方で21年1月には一度現役を引退。気弱な性格で、小6から中1までは不登校も経験した。自宅の押し入れで引きこもっていた抹茶を「俺はボクシングを始めるからおまえも一緒にやるぞ」と強引に外に連れ出したのが兄・麦茶だった。そんな幼少期を忘れないために当時食べていた「抹茶のお菓子」をリングネームに使用している。「兄にはいつも感謝している。来年は兄弟で同じ興行に出られるように勝ち続けたい」と兄との共闘を誓う。

 次戦の相手はアジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」出身選手。21年にボクシングに転向すると、わずか1年でオーストラリア国内で2階級制覇(フェザー級、スーパーフェザー級)を達成した実力者。インスタグラムのフォロワー数は約2万5000人だという超有名人で、自身のフォロワーは500人程度の抹茶は「フォロワー2万5000人を奪えるように頑張りたい。勝って1万人は達成したい」と白い歯を見せた。

 次戦をクリアし、来年にも対戦を見据えるのが日本フェザー級4位の亀田京之介(26=TMK)戦。「来年タイトルに絡んでいきたいし、兄貴とやった京之介選手とやりたい」と、麦茶が昨年7月に判定負けを喫した因縁の相手への雪辱を誓う。麦茶は京之介とたびたび乱闘騒ぎを起こしてきたが自身は「自分は怖くて逃げてしまうかも」と苦笑しながら「兄の敵を討ちたいですね」と青写真を描いていた。

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