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豊昇龍、大の里との大関対決制して12勝目 土俵際とったりで逆転 琴桜も譲らず1敗キープ

スポニチアネックス / 2024年11月22日 17時55分

<大相撲九州場所13日目>豊昇龍は大の里(左)をとったりで破る(撮影・岸 良祐)

 大相撲九州場所は22日、福岡国際センターで13日目の取組が行われ、1敗の豊昇龍(25=立浪部屋)は大の里(24=二所ノ関部屋)との大関対決にとったりで勝って12勝目を挙げ、優勝争いトップを守った。大関・琴桜(27=佐渡ケ嶽部屋)は結びで平幕・隆の勝(30=常盤山部屋)を上手投げで下し、1敗をキープ。隆の勝が3敗目を喫して2敗力士が消え、優勝争いは事実上豊昇龍と琴桜の一騎打ちとなった。

 館内から“大の里コール”が起こる中での一番で、豊昇龍は大の里の圧力に押し込まれたが、土俵際で逆転のとったりを決めて先輩大関の貫禄を発揮。大関初優勝へまた一歩前進した。新大関の大の里は5敗目。

 優勝の可能性が残っていた3敗勢は、平幕の阿炎が尊富士をはたき込みで下し、2桁の10勝目。立ち合いで左に変化して一気に勝負を決めた。平幕の豪ノ山は関脇・霧島に押し出しで圧勝し、こちらも3敗をキープ。霧島は6勝7敗と黒星が先行した。

 小結に復帰した若元春は美ノ海を一方的に押し出して8勝5敗で勝ち越しが決定。関脇の大栄翔は欧勝馬を押し出しで破って7勝目を挙げ、勝ち越しへ王手をかけた。

 昭和以降6人目の40歳で幕内となった現役最年長関取の玉鷲は新入幕の朝紅龍を押し出しで破り、8勝5敗で勝ち越しを決めた。玉鷲は16日に40歳の誕生日を迎えており、40歳での幕内勝ち越しは昭和以降4人目の快挙。朝紅龍は負け越しが決まった。

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