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大谷翔平「彼なしでは59盗塁決められなかった」 マ軍新監督就任のマッカラー氏への感謝語る

スポニチアネックス / 2024年11月22日 21時5分

ドジャース・大谷(撮影・沢田 明徳)

 大リーグ機構(MLB)は21日(日本時間22日)、今季のMVPを発表し、ナ・リーグは大リーグ史上初の「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成したドジャースの大谷翔平投手(30)が2年連続3度目の満票選出となった。指名打者専任の選手としては史上初、両リーグでの選出は1961年にレッズ、66年にオリオールズで獲得した通算586本塁打のフランク・ロビンソン以来史上2人目の快挙となり、再び大リーグの歴史に名を刻んだ。3度目の選出は史上12人目となった。

 大谷はスポーツ専門局「ESPN」のインタビューに応え、「新しく入ったチームで初めてのシーズンで優勝もできて、このような素晴らしい賞もいただけて、また新しいうれしさ、喜びがあるかなと思います」と受賞の喜びを口に。

 そして、ドジャースのクレイトン・マッカラー一塁コーチがマーリンズの新監督に就任したことについて聞かれると「彼なしでは59盗塁は決められなかったかなと思っているし、お互いに意見を交換しながら一日一日、僕の中の走塁の部分で彼に助けられて成長できたという部分が感じ取れた1年だったので」と感謝の思いを語る。

 「マーリンズの監督になって、50―50を決めた球場で向こう側にいるっていうのは少し変な感じはすると思いますけど。彼の前で盗塁を決めるっていうことが、今の僕の1つのモチベーションかなと思っています」と来季の対戦を心待ちにした。

 マッカラー氏は今季、大谷の走塁面をキャンプから二人三脚でサポートし、史上初の「50-50」の偉業を手助けした。大谷が出塁した際、互いのヘルメットをぶつけ合う「ヘッドバンプ」は日本のファンにもおなじみだった。

 大谷はまた、日本のファンへの思いも告白。「シーズン中から、日本から来たよって言ってくれるファンの人が本当に多くて。本拠地でもそうだしビジターの球場でも多くの方に声を掛けてもらって、それが本当にモチベーションの1つになって今日こういうふうに素晴らしい賞をいただけたと思っているので。来年以降もそういう期待に応えられるように頑張りたいと思っています」と話した。

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