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ベネズエラ・ロペス監督「夢であり、これぞベネズエラだという試合をやろう!」 日本戦敗戦も前を向く

スポニチアネックス / 2024年11月22日 23時44分

<日本・ベネズエラ>6回、牧(右)の満塁弾を浴びたガルシア(撮影・島崎忠彦)

 ◇WBSCプレミア12 スーパーラウンド第2戦 ベネズエラ6―9日本(2024年11月22日 東京D)

 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は22日、スーパーラウンド2試合が東京ドームで行われた。デーゲームでは、台湾が米国に8―2で勝利。ナイターで大会連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」と対戦したベネズエラは、6―9で敗れ、通算1勝1敗となった。

 初回に3点の先制を許したが、2回にレイエスのバックスクリーン左への2ランで1点差とすると、6回にはC・ペレスの左越え2ランなど3得点して逆転。試合の流れをつかんだはずだった。

 しかし、2点リードの6回裏に3番手のベレトが坂倉に右中間ソロで1点差とされると、細かく継投に出たが、5番手のアルバレス、6番手のガルシアが誤算。ガルシアは2死満塁から栗原に押し出し四球で同点とされると、さらに牧に左越え満塁弾を浴び、終盤の反撃は9回に1点を返すにとどまった。

 オマル・ロペス監督は「非常に良い試合ができたと思います。唯一の誤算は先発が良くなかった。それによって試合自体が崩れたところはあったが、早い回から救援陣をつぎ込んでいったが、なかなか3アウトをとるのが大変で点差がついた。ただ投手陣は頑張り、良いピッチングをした。もう少しあの状況で抑えられていれば状況は変わったと思う」と前を向いた。

 「自慢ではないが、今回これだけ良い選手を集められたのはなんといっても各選手とコミュニケーションをきちんととって説得したからというのが大きい。過去にWBCの監督をしたというのも大きい。その上でこのプレミア12は素晴らしい、ベストな大会になるというビジョンを伝えてきた。われわれのみならず、各国がこの大会をサポートしていくべき。WBCは来年終わるかもしれないが、プレミア12はこれからも続くべき素晴らしい大会だから」と語った。

 

 23日にデーゲームで行われる米国戦に勝てば、決勝進出の可能性は高まる。「野球というものは常にどんな試合をしたとしても、翌日は起きてユニホームを着て戦っていくスポーツ。今回の大会は夢であり、真剣に取り組んできた。明日も一生懸命諦めないで戦っていく。負け試合は良い学びのチャンスだといつも言っている。これはわれわれにとって良い学べる機会であり、明日もこれぞベネズエラだという試合をやろうと思う。おいしい食事を食べてまた新たな試合に臨むということになるベネズエラ国民に皆さんに伝える。今夜は残念ながらこういう試合になった、勝つことはできなかったが、みんなで全力を尽くして頑張った。そして明日はまた気持ちを新たに、明日の試合に勝つべく挑んでいきたい」と話していた。

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