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青学大4強 昨年は決勝で涙…初Vで5校目4冠へ “新大黒柱”中西7回1/3零封

スポニチアネックス / 2024年11月23日 5時12分

<青学大・福岡大>青学大先発の中西(撮影・大城 有生希)

 ◇明治神宮野球大会第3日・大学の部準々決勝 青学大2―1福岡大(2024年11月22日 神宮)

 高校、大学ともに準々決勝2試合ずつを行った。大学の部では東都リーグ4連覇を果たし、初優勝を目指す青学大が福岡大に2―1で競り勝った。来秋ドラフト候補の最速152キロ右腕・中西聖輝(まさき)投手(3年)は先発して8回途中まで無失点と好投した。高校の部では初出場だった伝統校・広島商が東海大札幌(北海道)を3―0で下した。

 青学大・中西は慣れ親しんだ神宮マウンドで当然のように試合を支配した。散発3安打で7回1/3無失点。堂々の明治神宮大会デビューを飾り「負けたら終わりの戦いで緊張したが、テンポよく投げられた」と汗を拭った。

 今秋リーグ戦では無傷6勝の無双。全国の舞台でも輝いた。最速147キロの直球を軸に5回まで完全投球。2点リードの6回に初安打から招いた1死満塁では「流れを渡したくなかったので意地で抑えた」とチェンジアップを決め球に後続を断ち、力強く右手を握って大きく吠えた。

 昨年はドラフト1位でプロ入りした常広(広島)、下村(阪神)の二枚看板を擁して準優勝。今年も春夏のリーグ戦と全日本大学選手権を合わせた史上5校目の4冠への挑戦権を得て乗り込んだ。「去年の投手陣で勝てなかったので厳しい戦いになることは分かっている。でも今年こそ勝つため、どれだけでも投げるつもりでいる」。新たな大黒柱として青学大史上初の偉業へ奮い立った。(村井 樹)

 ≪広島ドラ1佐々木が負傷≫広島からドラフト1位で指名された青学大・佐々木が負傷した。「4番・三塁」で先発し、8回の守備で三塁線のゴロに飛び込んだ際に左肩を地面にぶつけた。一度ベンチ裏に下がり、患部をテーピングで固めてフル出場。試合後にトレーナーと病院に直行した。安藤寧則監督は「本人がいけると言ったので(出場を続けた)。明日の様子を見て、状態が100%でないのであれば外します」と説明した。

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